さかい利晶の杜ツアー

いつもお世話になっている十三の着付け教室ひまり庵のイベントでさかい利晶の杜へ行ってきました。
ひまり庵の高田聖子先生と奈良でお茶席をされているぞうごうかよこさんのお二人の合同企画です。
堺出身の千利休与謝野晶子の二人を展示しているから利晶の杜なのだと言うことも今回初めて知りました。全然予習してませんでしたので。
今回はその中でも利休とお茶の世界をクローズアップした大人の社会見学。
そもそもアタシは堺へ行ったのも今回が初めてでして、なんか遠いイメージだったのだけど難波から南海電車で三駅。案外近かったです。
堺と言えばまず私の頭に浮かぶのは堺衆。
これでーす!

エブリデイ儲かんでい!ですよ!
何となく歴史が学べる戦国鍋TVのミュージック・トゥナイトより

そいでもって堺衆のメンバーでもあるルソン助左衛門と言えばNHK大河ドラマにもなった黄金の日々

黄金の日日 (新潮文庫)

黄金の日日 (新潮文庫)

最近この本も読み返してたのですが、堺が信長軍に包囲されて矢銭徴課に応じるところから話は始まるのですよね。信長は堺を抑えることで当時の最先端の火縄銃を確保し、天下取りに大きな力を果たしていったわけです。

三谷幸喜も一番好きだった大河だそうで、去年の真田丸松本幸四郎が同じルソン助左衛門役で登場した時は本当に興奮しました。
堺が日本のベニスと言われていたことや、堺の豪商たちが武器商人として戦国武将たちと持ちつ持たれつの関係であったこと。その中に千利休もいたわけですがー。
利休と言えばこちらも紹介しなくては手落ちというもの。

あー、こーゆーの観てるとカラオケ行きたくなる〜♪

さてアタシの千利休の知識の半分くらいはこの漫画から

千利休

千利休

清原なつのは昔から大好きな漫画家さんでしたがこの作品は4年半の歳月をかけ100冊以上の参考資料を読み込んで描かれた力作。これはある程度茶道や歴史の知識がある人が読んだ方が良いのでは?と思うくらい濃く深い内容で利休自身が武器商人でもあった事実であるとか、見過ごされがちな部分もきちんと描いていてとても興味深い作品です。当時の名物と言われた茶道具がいくらくらいしたのかなんてことまで出てきますし。

利晶の杜では実際に利休が大山崎に作った、たった二畳の茶室待庵を復元した施設があり、体験することができます。ここがこの日一番のメインイベントですね。この中に入ると狭いはずなのに狭さを感じないと言うかなんとも不思議なトリップ感覚。これって何なのでしょうね。すべての無駄をそぎ落とした、ただお茶を飲むためだけに存在している最小の空間。その中に小宇宙を感じるのは私だけではないはず。

こちらは写真撮影禁止の為この写真は施設のHPよりお借りしました。

利休は堺の会合衆(えいごうしゅう)であり、武器の売買で莫大な利益を得つつ、最先端(当時の茶の湯は今の前衛アート並みの新しい総合芸術だった!)のアートプロデューサーとしても手腕を発揮し卓越した存在だったのですが、一人の人間、まして千利休のような人物であれば通り一遍の一面からしか描かれないなんてことでは理解できるスケールの人じゃないと思いますし、4人の妻がいたことであるとか、お金儲けも上手だったりといったすごく世俗的な部分と究極の研ぎ澄まされた感性の持ち主としての茶人の利休は矛盾しているようでもありますが、大体人間なんて大多数は矛盾に満ちた存在ですからね。千利休クラスになれば尚の事。

当日はひまり庵専属カメラマン的存在のあおきみさこさんが同行して下さり素敵な写真をたくさん撮って下さったのですが、顔出しは基本してないのでここではご紹介出来なくてすみません。

聖子先生、かよこさん、みさこさん、参加メンバーのみなさん。本当にありがとうございました。とても楽しかったです。

時間に余裕があったので帰りに久々に本町のセンタービルへ。材料用の絹のはぎれをゲットしたり、みしなさんでも素敵な出会いがあったのですがそれは又の機会に!2次会的センタービルツアーにお付き合いくださったさちさんありがとうございました!