夏着物のお手入れ


汗ばむ季節になりました。夏の着物のハードルの高さって単に暑いだけじゃなくて、お手入れの大変さもあると思うんです。
汗じみってそのまま放置すると着られないくらい酷いことになりますから。
リサイクルとかで汗汚れを放置して脇にすんごいシミが出来てる着物見たことありませんか?ああなる前に着た後とシーズン終わりには汗の手入れは必須なんです。

綿や麻やポリの洗える素材なら良いけど、絹はそんな簡単にはいかないのが困りもの。

汗は水溶性の汚れなので京洗いとか丸洗いって言われるものじゃ要はドライクリーニングなんで落ちませんから。
汗ばむ季節は丸洗いと併せて汗抜きもしなくちゃいけないの。
大体汗抜き料金は丸洗いと同等なのでとってもお金がかかりますよね〜。
安いところでも5000円位は掛かるんじゃないかと思います。

なので私は夏に着るのは基本的には家で洗えるものがメイン。
単衣の紬などの絹物で縮むの覚悟で家で水洗いすることもたまにありますが、何度も洗うと絹の風合いが落ちますし、そんなに頻繁にはしない方が良いのですよね。

で去年からちょっとづつ自分で汗抜きにもチャレンジしています。

面倒だけどやらなきゃ絶対シミになるのでお金をかけてプロに頼むか自分でするか?と2択しかありませんもん。
あ、安いリサイクルだったら縮むの覚悟で家で洗うって選択肢もあるけど、これはお勧めできない。だって縮むもの。

汗抜きも自分でしたら縮んだり、水染みが出来る危険はゼロじゃないんですけど、そこは自己判断で、最初は失敗してもいいやってものから始めたら〜。

そこまで面倒なことじゃない初歩的な、これはやらなきゃ損!なお手入れの色々をお伝えするお手入れ講座を準備中です。
又詳しく決まったらこちらでもご案内させて頂きますね。

夏の着物の記事はしばらく続けて書いていきます。
次回は夏着物の種類と特性。どんなのならお手入れが楽なのか?どれが涼しいのか?についてです。