ちぐさでホースヘアーの草履を作った

今週のお題「わたしの一足」
はてな今週のお題のテーマで書いてみる。
さて最近のお気に入りの一足はこれ

船場センタービルのちぐささんでオーダーしたホースヘアーを張った台の草履
真綿入りでふんわりしてます。真綿は20センチ近い厚みの物をぎゅっと圧縮しているので作るのに高い技術が必要なのですって。
鼻緒は持ち込みの藍色の波頭の柄のはぎれで作って貰いました。このはぎれは半襟も作ったので夏の初め絽の半衿を付けるちょっと前の単衣の季節に使うとぴったりなのではないかと。
実はホースヘアーの草履をずーっと欲しくてちぐさのおじさんに以前も相談したことあったのだけど、その時はホースヘアーの生地が手配できないって言われて、何度か「欲しいんだけどな〜」ってアピールしてて、今回また言ってみたら出来るってことで生地見本取り寄せて貰い、何色もあった中からこのクリーム色を選びました。
中は低反発のスポンジをお願いしていたのだけどホースヘアーでは出来なくて高価な真綿入りになってしまいましたが、やっぱり足を入れると気持ちいいんだよねー。
ちぐさのおじさんにアタシの足ピッタリに鼻緒をすげて貰ったこともあり、先日この草履で丸1日歩き回ったけどスニーカー並みにラクチンでした。これから大事に履かなきゃね。丈夫な素材だからきっと長く履けると思います。いわゆる一生ものになるんじゃないかと。夏っぽいけどホースヘアーは夏限定の素材ではないそうなので時期を選ばず履けるらしく。とはいえ涼しげな色調なので季節先取りで春口から9月位までが一番しっくり来るような。手持ちのその季節の着物には概ね合いそうだしきっと活躍してくれるはず。
程よく上品で程よくカジュアルなところ、機能の高さとそれに見合う美しさ納得の1足になりました。