船場センタービルへ

yukodokidoki2013-01-09

黒の無地の大島に雅楽和楽器が刺繍された着物、古代紫地の葵柄の羽織(カーネーションの八重子さんの着物とお揃)、紺の大島に朱色の縞、そこに牡丹や萩、桔梗、桐、鳳凰が豪華に刺繍された帯で華やかにお正月らしく、羽織紐はまるぐけの蝶結びのが欲しくて、たまたま楽天市場で見つけた激安品。ちょっと派手目な金茶と白の縞が羽織に誂えたようにぴったりで大満足。
今日の着物は街中で通りがかりのおば様に褒めて戴いたりで嬉しいようなこそばゆいような。

あわわ!帯留が脇にずれてるじゃん!糸or輪ゴムで固定した方が良いよね。なんか考えてみよう。*1
昨年の作品展の為、刺繍を頑張って作ったはこせこも胸元に挟んで。電車のチケット入れたり紙挟みとして意外と使い勝手良し。
足元はちぐささんの真綿入りフィット。一通しの鼻緒がとーおっても歩きやすいの。今日が履きおろしでした。

年始に入手した胡桃の網代に編んだ台の下駄に先日こころやさんで購入した小倉充子さんの鼻緒をすげ替えて貰う為センタービルの履物店ちぐささんに行くのが本日の第一目的。元々すげてあった科布*2の鼻緒もとても良かったのだけどちょっと地味だったので春先から夏にかけて傘とカエルの鼻緒が使いたくてねー。思った通りの素敵な組み合わせになりました。

これです。

あとはことぶき和装さんで別珍の足袋と真綿を購入。
そいでもってちぐささんに鼻緒のお取り置きをお願いしてしまいました。お店で見た時「素敵!」と思ったんだけどその場では決めきれず、でも一晩悩んでやっぱ翌朝お店の開く時間を待って電話しちゃった。
「キモノは別腹」さんのブログでも写真が掲載されている
http://studiokuubetsubara.blog69.fc2.com/blog-entry-1540.html
↑この日のブログはこころやさんでのイベントの写真がたくさん掲載されているのだけど、一番最後の写真がちぐささんのオリジナル鼻緒ので、その中でも左の方の更紗に刺繍の入っているのん。台をどうするかはまだ決めていないのですけど(お店でピンクの台に合わせてみたらとっても素敵だったんだけど、持ち合わせの着物とのバランスもあるしさ)とにかくアンティークの更紗のはぎれから創った1点ものなので今買っとかないともう入手出来ないですものね。
渋可愛くて紬でもやわらかものでも合う感じ。
お店でおじさんが元々4本鼻緒が取れる生地だったのに刺繍のトコを使った分しか作って来なかったのでこれしかないって言ってたし一通しの鼻緒はホントに履きやすくて大好きなので。
元々初めてちぐささんに行ったのが昔作った色無地の共布の草履の修理の為で、鼻緒もすげ替えて貰ったんだけど、その時選んだ鼻緒が一通しのものでその履きやすさにもう感動しまして。http://d.hatena.ne.jp/yukodokidoki/20120215/p1すげ方も絶妙で駅の階段とか駆け上がれるし、ヒールの靴より断然楽!鼻緒次第で草履や下駄がこんなに快適なものだとは!って開眼したのが若い頃好きだった着物熱が再び盛り上がるきっかけでもあり。

この胡桃の下駄に小倉さんの鼻緒をすげ替えて貰っている時、ちょうど来店されたおばあちゃまが足の裏のが痛くてツライって話をしていたらちぐさのおじさんが足が痛いお客さんの為に作った新作の草履を薦めていて、台の前と後ろに2こぶラクダみたいにこんもりとクッションを入れたオリジナル草履なんですって。そのお客さんはすごく調子が良いらしく、お客さんの身になっていろいろ相談に乗ってくれる良いお店だよねえ。
この日は新しく山葡萄の台も入荷する予定とのことだったのだけど、タイミングが合わず見られなくて残念。

*1:よくよく見たら帯留めがずれてるんじゃなくて、体を斜めにして写真撮ったせいで羽織がずれてるのでした。

*2:科(しな)の木の樹皮の繊維で織った古代織物、今ではあまり作られてない