下流の宴

窪田君ファンの娘だけどこのドラマは「こんなイタイ人しか出て来ないようなドラマは観たくない」ですと。
ま、確かにそらそーだ。
全ての登場人物に突っ込みどころがあり過ぎでわかりやすいステロタイプ揃えてるよねえ。
演じてる役者が皆ハマってるのでアタシもヤダなーと思いつつ観るのやめられない。
黒木瞳の演じる主人公みたいな高学歴ではないけれど、似たような年頃の娘と息子を持つアタシには身につまされる場面もないわけじゃなく・・・。だって学歴がすべてじゃないけどそこそこ勉強頑張ってそれなりのトコに就職するのが実は一番ラクなんじゃないかと思うもん。
大人になったら努力が報われないことって多いけど、勉強は努力が一番ストレートに成果に繋がるんだってこと*1
を時計の針を戻せるならば学生時代の自分に忠告してやりたい。わが子は可愛いからやっぱ必要以上の苦労はさせたくないじゃん。若い頃の苦労は買ってでもしろって昔の人は言ったけど。

こうしてドラマになると、自分の価値観がすべてみたいになっちゃってるのはイタイなあと思うけど、実際自分の子がまるで無気力だったら、もうなりふり構わずなんとかしなきゃ。ってなるよ。ウチも息子が中学の時はそんな感じだったもん。
ウチの娘とかもソコソコ世間&男ウケの良い女子大に行ってるんだけど、まあそれはたまたまそこしか受からなかったからで、彼女には上昇志向も、ブランド志向もまったくなく、まあそれはイイんだけど、娘がずっと偏差値の低い大学の男の子と仲良くしてたりすると、口に出しては何も言わないけどちょっとモヤモヤするんだよね。そいで、そーゆー自分の中の偏差値で人を差別するような部分がとっても嫌だし、それを口に出せないエエカッコしいの部分はもっと嫌になる。
アタシ自身は男女雇用均等法なんて法律がない時代に就職して、始めは男性の補助的事務職だったけど、その後当時は珍しかった男女同一賃金の会社に転職して、高卒で初めてそこの会社で正社員になって、4大出身の男性と同じお給料を貰ってたし、仕事だってそれなりの成果上げてたって自負はあり、それは自分の努力もあったとは思うけど、ちょうどバブルの頃だったので時代に助けられた部分も大きいんだよね。

今はスタートの時点で困難が多過ぎる時代で、娘や息子の将来もあんまり希望が持てず、わが子の可能性を信じてやれない自分がトホホだわ〜。口では「やれば出来るよ」言ってても心底思っての言葉じゃないから子供たちにも見透かされてる気がする。

*1:だからこそ、通り一遍の勉強の出来る子って挫折に弱いのかもね。コツコツ努力しても報われない。そしたらどーすりゃいいのかわからなくなる。自分で考える力を身に着けるのが一番大事なんだろうけど。