野ブタをプロデュース第2話(一部追記)

初回あんなにウザイと思った山Pがそれほど気にならなかったのはなぜ?
でもその分、初回の猿の手や抜かれた柳の木みたいなモチーフが減って先週良いと思った独特の雰囲気が少し失われてしまったような気もしました。
着るものを変えることでイメチェンてテーマに沿ってお父さんと担任のダメ教師岡田君がたまたま同じ哀川翔のようなストライプスーツ(宇梶剛士が似合い過ぎなのは言うまでもないんだけどまったくタイプの違う岡田君も何気に似合ってた)でバッティングしちゃうエピソードは面白かった。2人ともこのドラマの中では押しの強くないどちらかと言えば地味キャラなのに、そーゆー人が何を思ったか突拍子もない格好をしたがる。って何気に在ることだよね。ドラマ的デフォルメがなされていたので一見ありえない映像にはなってたけど。ていうか宇梶剛士って今までちゃんと演技するとこ見たことなかったんだけど、このドラマでは可愛い役でなかなか面白い。先日チケットを取った来年のNODA MAP「贋作・罪と罰」に出演するから生で見るのが楽しみだ。
体操着をアフリカの子供が着てるってエピソードはなんか元ネタが在りそうな気がするな。
木皿泉の脚本てすいかの時も思ったけど色々モザイクみたいに細かいパーツがちりばめられていて、その一つ一つが心にぴたっ!と来るのよね。ある種の既視感とも言うべき妙な懐かしさみたいなの。ぱっと思い出すもので岡崎京子リバーズ・エッジ (Wonderland comics)ナルニア国物語
先週の猿の手はジェイコブズの猿の手 (恐怖と怪奇名作集4)だし、すいかで浅丘ルリ子の教授が生徒をやり込めるところは東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)だし、元ネタが判ると余計うれしいみたいな、ね。
岡崎京子との類似性について書かれてるのを発見

「川の流れる東京の下町にある荒廃した高校」という舞台設定が岡崎京子の「リバーズエッジ」に妙に似ている
http://d.hatena.ne.jp/tach/20051024

隅田川沿いのあのロケーションに先週すごく惹きつけられたのよね。これもデジャヴだよな。