サブカル芸人

yukodokidoki2005-03-25

そういう言葉があるのかどうかもう良くわからないのだけど、サブカル芸人って言葉を聞いてまず思い浮かぶのは初期のタモリ。ええ、アタクシ古い人間ですので。
山下洋輔が九州のツアーに行った時見出して、その仲間達のカンパで東京に芸を見せるために呼ばれ(その日程は神戸在住筒井康隆が上京する日に合わせて決められた)、あまりの面白さに赤塚不二夫が自分の住まいに居候させて世に送り出したっていうスタートからして相当なものだし、その後空飛ぶモンティパイソンで初レギュラー、もサブカル臭が濃い。素晴らしき仲間で筒井康隆赤塚不二夫山下洋輔坂田明長谷川法世三上寛中村誠一といった面々を抱腹絶倒させていた姿は今も忘れられないものが・・・タモリの深夜の大狂宴ASIN:B00005I1RSはまぞうで出ましたよ!びっくり)なるビデオとして発売されていたことがあるのでレンタルショップなどで見つけた方は必見ですよ!
。空飛ぶ冷やし中華ってのもあったよねえ。黒柳徹子もかなり初期の段階でタモリのことは注目していたみたいで、徹子の部屋に毎年出るようになるよりずーっと前に(多分まだ牧師の格好をしていた頃)何かの雑誌の対談
タモリ黒柳徹子が出ていたのを読んだ記憶がある。もしかしたらそれがアタシが一番最初にタモリを知ったきっかけだったかもしれない。あまりにも昔過ぎて記憶が曖昧なのだけど。
いいともの司会ですっかり大衆化したように見えて未だにタモリ倶楽部では相当にマニアなことやってるし。
今出てるQJでポイズンの吉田が今お笑いで売れてくにはTVにどんどん出るかラーメンズみたいに舞台中心でやっていくかしかないと作家さんに言われたけどそのどちらでもない中間の道はないのか探しているみたいなことを言っていたんだけど、これって要はサブカルの人になるか大衆化するか?の2者選択ってことだよね。お笑いのブレーンの人達の今の認識ってそんな感じなのかな。超大衆化しつつサブカルな部分も全く捨てていない一番の成功例にタモリがいるんだけど、他にこういうタイプの人ってちょっと居ないのは何故だろう。
反対に第一期マンザイブーム出身で大衆化しまくって出て来たのに何故か文化人達に偏愛されていたビートたけしが今お笑いとしては全然面白くなくってマニアック受けする映画監督として国際的に評価されてるってのもかなり面白い。たけしの誰でもピカソなんてかなりサブカル臭の強い番組だよね。アシスタントに渡辺満里奈を使ってる辺りも微妙にサブカルっちい。