カフェ落語

この日は都島の「5○cafe(ごえんカフェ)」で林家菊丸さんの落語を聞いてきましたよ。いつもお世話になっている十三の着付け教室ひまり庵のイベントでした。

着物で落語を聞こう!ってイベントですから当然皆様着物。20名ほどの着物女子が集まってとてもとても華やかです。

アタシは元々落語好きなのでウキウキ〜!
今回は着付け教室のイベントてことで菊丸さんもお気に入りの着物を持って来てお話しして下さいました。

ぬの字うさぎの紋の羽織で登場の菊丸さん。この紋可愛くて好きなんです。

これです。ピンクじゃないけどね。
林家の定紋(さだめもん)がぬの字うさぎなことは知っておりましたが、菊丸さんの高座は初めてでしたし、菊丸を襲名して紋が乱菊に変わったことも存じ上げておりませんでしたが紋について結構しつこく質問してしまいました。やはり落語家さんは高座に上がって皆に見られる職業なので紋のサイズも通常より大きくしておられる事ですとか、とても興味深かったです。

今回聞かせて下さった演目は「河豚鍋
初めて聴きました。元は十返舎一九の書いたものを下敷きに2代目林家染丸がアレンジした物らしく林家ゆかりの古典なんですね。河豚に当たるなんて今はちょっと考えられませんけど一昔前はみんな怖がってたんですよね。そう言えば故桂米朝の十八番でNHKの朝ドラ「ちりとてちん」でも使われた「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」でも道楽者の若旦那一行がこの世では遊びつくしたので地獄観光ツアーをしようとして「フグにフグを買うてきて、フグに料理して、フグに食べて、フグにこっちに来た」なんてシーンがありましたっけ。河豚は今よりずっと死と隣り合わせの食べ物だったのですよね。
噺の中で河豚に当たって亡くなった先代の坂東三津五郎の名前を織り交ぜていましたけど、三津五郎が死んだのって40年くらい昔の事だからニヤリとしたのは私ぐらいだったのかも。
食べてはいけない河豚の肝を無理言って調理させて「しびれるのがたまらない」なんて言って死んじゃって、調理した板前は裁判に掛けられて有罪になったのよねー。
これも今では考えられないようなお話。

その後聖子先生のリクエストもあり、天神橋筋のせんば呉服さんへ。
ちょうど創業祭で琉球ものの貴重な反物など見せていただいたり、格安な小物を買ったり、皆さん楽しんでいただけたようで良かったです。
西洋茶館でお茶をして帰ろうと思ったのだけど、満席で入れず。せっかくなので成田屋さんへもご案内。子供の七五三の着物が3980円位からあったり。この店は隔週の日曜日にせり売りのセールをするそうでその様子がつい先日TVでも紹介されたのですって。
もう一度西洋茶館に戻ったのだけれどやはり満席。いつもせいぜい半分くらいしかお客さんが入ってない印象だったのでたまたまなのかしら?お茶したかったな。残念。てことで解散となりました。
私はそれから梅田の阪神百貨店に入っている伊と忠さんで草履の鼻緒の調整をしてもらいました。だいぶ緩くなっていたので挿げ直しをしてもらい、気が付いてなかったけれど裏がはがれかけてる修理もしてもらいました。もちろん無料です。
これでまた安心して履くことが出来ますね。
この間日本橋の某問屋で見た鼻緒と同じものが2倍からそれ以上のお値段で並んでいるのも発見。

やっぱりそうなのねー。問屋価格でも個人で買えるってありがたい事です。

この日は娘の誕生日だったので阪神の地下に入っているアレグロドルチェで娘の大好きなクアトロフォルマッジを購入して帰宅。本当に盛り沢山な一日でした。
疲れたけど楽しかったー!