演技者

フジTV深夜枠の「マシーン日記」第一話を見た。
予想以上にどの俳優さんも良かった!
特に松田美由紀。女優だわー。舞台の片桐はいりが当り役だっただけに
どう演じるのか?って感じだったんだけど、エロエロじゃん。
なんとも言えない独特の存在感。彼女は「愛の嵐」のシャーロット・ランプリングみたいな役をやるといいんじゃないかと以前から思っていたんだけど、アタシの推察は案外と外れてないんじゃないかと思った。
次回は森田剛とのエロシーンがあるようだし、ひゃははは!楽しみ。
山口紗弥加はいじめられっこっぷりがまるで戸川純みたいだったなあ。
塚本晋也松尾スズキは合い過ぎて怖いくらい。
森田剛、どうしても安部サダヲと比べちゃうんだけど声やセリフではサダヲには到底及ばないけど、表情芝居はアップ等使えるTVの方が有利だからそこが見どころかしら。
アタシ好みではないけど、綺麗な顔に小柄だけどキチンと鍛えられたバランスの良い筋肉のついた体は間違いなく映像的には大きな武器だし
キチガイの目が出来てたもんね。


閉鎖された空間での4人芝居っておよそ舞台的なものを映像で見せるのはどうなんだろうと思っていたけど
ネオンサインの使用だとか演出も工夫してるのよね。
RADIO HEADの音楽と工場の煙突の映像の組み合せも独特の世界観出してたように思う。
スタイリッシュ気取りの寒い出来にならないかが不安だったけど
今の所原作の雰囲気に+アルファの部分、悪くは無い。

松尾スズキの持ち味のひとつの笑いの要素がすごく薄められてて
更にせっぱつまったものになってるのも、アリだと思う。
ていうかTVでそれをやるとコントみたいになってしまうからなんだろうけど。
どうしたってTVってだけで薄くなるんだから笑いを入れると益々薄まっちゃうもの。

といっても劇場版はスカパーのシアターチャンネルで放送されたのを見ただけなんだけど・・・。

原作と同じシーンで使われてた「オーバーザレインボウ」
やっぱりこれは絶対外せないと思う。

放送コードギリギリのところで松尾スズキの原作の味を今の所さほど壊さずに映像作品に仕上げて来てるので続けて見たい。
ていうかビデオで保存でしょう。