振られました

へンリー・ダーガー展に行きたいな〜。
ってここんとこ思っててさ、徐々に気分盛り上がって来てまして
もう来週で終わっちゃうし、行き逃してしまわないうちにって
アクション起こしてみた。

大体展覧会の類は一人で行くのを常としているんだけど、
ふと思いたち、古い友人のK(現役コミケ壁作家)を誘ってみたの。

んで、すっぱりと振られました。
興味がのらないそうです。
こんな風にはっきり断ってくれるのはむしろ嬉しかったり
するんだけど、
でも彼女昔はこんなの好きだったんだけどな。
年月は趣味思考を変えていくものなのね。

アタシが変わらなさ過ぎなだけかもしれないけど。

やっぱ一人で行きますか
へンリー・ダーガー展てこんなの


アカデミー賞
アタシの注目は何と言っても「ボウリング・フォー・コロンバイン
やっぱ受賞したのね。
監督のマイケル・ムーアアホでマヌケなアメリカ白人
ってブッシュ批判の本まで出してるくらいだから受賞コメントで
絶対何か言うだろうと思ってたけど、やっぱ言ってたね。
「恥を知れブッシュ」(笑)
マイケル・ムーアの芸風だから見てても暑苦しい感じじゃなかく、にやりとさせられる感じでした。

広告批評天野祐吉がこの様子を「こんな状況でも
自由な発言のできる国アメリカのPRにもなっていた。」
と評したのは、いかにも広告屋さんだなあ。



ところで「千と千尋」だけど、これがアカデミー賞を取ったのは順当だとは思うけど、
それによってこの作品が宮崎アニメの代表作みたいに位置付けられたりしやしないか、
そこがちょっと引っかかる。
アタシがジブリのアニメが好きだからこそ余計にね。

アタシが「千と千尋」を正当に評価出来ないのは、
アタシの個人的資質に関わる部分が大きいのだけど、
千尋の両親のキャラが醜悪で生理的に受け付けない)
まあそれはさておき、宮崎駿のベスト作ではないってことは
確信を持って言える。

あの手の東洋チックな世界のエキゾチズムはアメリカ人には解り易い
だろうけど、
原宿のオリエンタルバザーの延長線上にあるレベルの理解なんじゃ・・・。
アメリカ人をバカにし過ぎ?汗)

それに「あの世界」のイメージもさほど独創的だとも思えないんだけどね。
どこかで見たようなものの継ぎ合わせって感じがするし。

まあそのコラージュ感もある意味作風なんだけど。

宮崎氏自身が以前別の映画賞を受賞した時の
「他にいい作品がなかっただけ」ってコメントは
全然謙遜なんかじゃないと思うし
(むしろ不遜と言ってもいいんじゃないかしらね?だからこそアタシは拍手したいけど)
本音なんだろうと思う。