「なんだかよく分からない」から面白いんだ

大江戸歌舞伎はこんなもの

大江戸歌舞伎はこんなもの

すっごい面白かった!歌舞伎は子供の頃から好きで
何でこんなに惹きつけられるんだろ?と思っていたけれどその答えがちょっと見えた気分。
例えば仮名手本忠臣蔵の時代設定が南北朝時代太平記の世界)になっているのは、江戸幕府の弾圧を避ける為でその根底には体制への批判精神が〜的定説を軽々と否定してみせる爽快感。
もう目からうろこがポロポロ落ちまくり!
歌舞伎ってやたらとスピンオフが多くて、例えば助六が実は曽我の五郎だったり、四谷怪談忠臣蔵の後日談だったりするんだけど、それはヒット作の2匹目のドジョウを狙ってのことかと漠然と思っていたんだけど、もっと根本的な理由があったんだなってことだとか。