エロとユーモアは生きるパワーの源
大根仁のブログでテレビマンズのディレクター岡宗秀吾の震災話のことは前から読んでいて一度聞きたいと思っていたのだけど、先週1月15日の神戸のイベントhttp://www.tvmans.com/には行けず、残念だなー、と思っていたら、1月14日のTBSラジオ「Dig」でもその話をしたそうで、てれびのスキマさんでhttp://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/20110116*1ポッドキャストで聞けると紹介してくださったので早速聞いてみた。http://podcast.tbsradio.jp/dig/files/dig20110114.mp3
そしたら大根さん本人のブログでもやはりポッドキャストの紹介と今回の放送に至る過程を語られてました。
http://blog.livedoor.jp/hitoshione/archives/51254541.html
アタシは震災の時尼崎に住んでいて、当時のことは何年か前に一度書いているんだけどhttp://d.hatena.ne.jp/yukodokidoki/20010117
テレビが落ちて来たとか、とっさに意味のない行動を取ってしまったこととか一緒じゃん。
尼崎の被害は少なかったので死んでる人を見たりとかはしていないし、自分のことを罹災者だとも思っていないけど、でも地震の後、しばらく水道の供給が安定してなくて、井戸を借りたり、水道が出る時間と出ない時間があって、赤ん坊を持っている母親同士のネットワークで「○○さんのことで井戸借りれるよ。もし顔見知りでなければ一緒に行ってあげるけど。」とか「今水道出てるよ。今のうちにお風呂にお湯溜めとくと良いよ。」って連絡を廻しあったり、不謹慎な気がして当時は口に出すことが出来なかったけど、確かに皆どっかテンションが上がってる部分があったよなあ。台風で雷がガラガラ鳴ってると子供の頃すごくテンションが上がった気持ちと似てるかも。自分は助かったって安堵とか、困難を乗り越えなきゃって思いとか。
それはずっと言ってはいけないことのように思って封印していたけど、でも亡くなられた方を悼む気持ちであるとか、家や家族や大事なものを失った方々への気遣いは持ちつつ、それはそれとしてこーゆー気持ちがあったことも事実だし、そのことを無かったことにするのも、妙な罪悪感を持つってのも違うのかもね。
岡宗氏の話でもエロとユーモアがクローズアップされているのだけど、この2つってホントにすごく重要だよね。エロとユーモアは人が生きるパワーの一番の源だと思う。だって人が生きてて一番単純にストレートに喜びを感じる事だもの。エロと笑いってものは。そして単純だけど、いや、単純だからこそとても深いし。
エロって言うとあれだけど、誰でも良いんじゃなくて、やっぱ好きな相手と一緒に気持ち良くなりたいってのが大部分の人の気持ちじゃない?別に愛がなくちゃとまでは言わないけど、SEXで気持ち良くなるのってセンスが合うとか相手がどう感じているのか何を欲しているのかを察知する気遣いや想像力が何より大事だったりすると思うから。どっちも心の問題だもんね。エロとユーモアは心の豊かさに繋がるってそこまで言うとカッコ付け過ぎな気もするけど。
あの震災がなければ結婚してなかったってカップルも何組か知ってるし、それをつり橋効果みたいに言うのはちょっとなー。もうすこしロマンチックに考えたいって思うのも悪いことじゃないよね。
前から観たかったHEATWAVEの満月の夕2004年ニュース23に出演した時のもの。
たまたま思い出して探したらあった。ソウルフラワーのも悪くないけどこっちのが好き。
*1:内容の書き起こしもあり