ドロップ観ちゃった

先週末は甥と姪が遊びに来てたのでうちの娘と息子も大喜びでした。月曜日梅田で一緒にお昼ご飯を食べて子供達はジョイポリスへ、アタシはせっかく梅田まで来たので映画でもってことで単独行動。
近所の映画館ではやってないやつってことでドロップを選択。
(フィッシュ・ストーリーのこと忘れてたー!来々週でも間に合うかな?)
チケット屋で前売りを買ってのんびりウインドーショッピングしてたらギリギリ5分前になってしまい、ヒヤヒヤ!てか席がもう2席しか残ってませんでした。全然知らなかったけどヒットしてるんですね!ヒロくんの執事ドラマで追い風キテルってヒシヒシ感じたよ。
お客さんは女子中高生が多い!出演者のファンの子なのかな?あと若いカップルとか親子連れ風もチラホラ。
上映中すっごい受けてました。笑いもいっぱい起きてたし、終わって席を立つ時「面白かった〜!」「カッコ良かった〜!」「また観たい〜!」って声が沢山聞こえてきて。
全然知らなかったけどぴあの満足度ランキング1位なんだってね。

実際予想以上に良く出来てたと思います。品川がここまでやれるとは思ってなかったので非常にビックリ。マジで巧くね?(アタシってば随分な上目線だこと)

水嶋ヒロくんは絶対黒髪だろーよ。って思ってたけど、まオトコマエは何してもカッコいいんだよね。そんでさすがの運動神経でもってアクションの数々を颯爽と決めてましたし、これは誰でも出来る役じゃないよなー。超喧嘩っ早くて目茶目茶なんだけどカリスマ性のあるヤンキー役が超はまり役なんじゃない?ってくらいに決まってた。成宮くんのヒロシも最初キャスト聞いた時は違和感あったけど、彼の魅力のナイーブさや愛嬌が生かされてて、とても良かったなあ。アタシの御贔屓の波岡くんもしぶいイイ役で嬉しかったし。やっぱこの人は巧いから出てくると画面が引き締まって感じられるよーな。本仮屋ちゃんはいかにも昭和な程々に野暮ったいクラスで一番カワイイ娘って感じがリアル。成宮くんと掛け合いっぽいシーンをはじめ演技はもうちょっと頑張って欲しかったけど。

て、かなりベタ褒めのように書いてしまいましたが星3つ半てとこかな?
去年見たやっぱりどう見ても中学生には見えないヤンキー映画の「ワルボロ」と同じくらいの出来じゃないかと思う。
ただ、ワルボロは原作が超面白くて、映画は出演者はチャーミングなんだけど、映画自体は原作の面白さには残念ながら届いてない惜しさがあったのに比べて、ドロップは程々の原作を期待以上の映画に仕上げて来たもんでつい高評価になってしまうのかも。出演者のファンだったら楽しいと思う。暴力シーンが多い割に見終わってさわやかだし。

以下ちょうネタバレ注意
水嶋ヒロツンデレぶりてばもー最強ですね!
新しい彼女が出来たから本仮屋ちゃんとは分かれるってのは名目で実はヒロシが彼女を好きだから、なんじゃないの?女より友情みたいな?そいでヒロシが町を出てくからまたよりを戻したって風にしか見えなかったのはアタシの頭が腐ってるせいでしょうか?(女の立場からしたら勝手に譲ったりなんてふざけるな!てなものなんだけど、そーゆー身勝手さ、憎みきれないロクデナシぷりすらチャームになってるから困る)
ファミレスで金がないのに嘘ついてってシーンもみんなと一緒につるんでいたいだけなんだよねー。って具体的な描写はないけど、ちゃんとそう見えたし。
散々「人はそう簡単には死なない」って言って金属バットでボコりまくってて、なのに後半あっさりヒデちゃん(まるで上地の為にあるような役でしたね)は死んじゃって、これってつまり「人って簡単に死んじゃうこともあるんだ」ってことでしょ?どーせベタな映画なんだからそこんとこもうちょっとちゃんと書き込んだ方が良かったんじゃないの?大切な人の死を乗り越えて主人公が成長する話にした方が話のすわりが良かったんじゃないのかと思うんだけど。なんかヒデの死の場面だけ唐突で違和感あって映画のトーンと合ってなかったことない?
エンケン哀川翔の掛け合いつーか使い方は楽しい。
この2人は原作にはないキャラだよね?映画に出て貰えるって事であてがきで作ったのかな?だったら品川ホント器用つーか巧いつーか、ちょっと感心してしまうわ。
あとマンガのイラストと実写を重ねる演出がスゴイ決まっててアイデア倒れになってなかったのはスタッフが良いからなのか監督の手腕なのか。