次郎長三国志をチーム男子萌え目線で考察

月曜日から時代劇専門ちゃんねるで次郎長三国志のシリーズの再放送を毎日観てるんですが、やばい!楽し過ぎる!
今日は三作目の「次郎長と石松」だったんだけど、これ観たの何十年ぶりだろ?でも各シーンきっちり覚えてる自分にびっくり。これ観て森繁ってこんなにも愛すべきキャラクターを持ってる人だったんだ!って開眼した作品だしね。

そいで今回このシリーズを再び観ててやっと気付いたのはアタシがこのシリーズをこんなにも好きなのは古い時代劇が好きとか、マキノ監督が好きとかもあるけど、この作品がすげーチーム男子萌え!だってことがあるからじゃない?と今頃気が付いた。遅すぎる自分。ちゅーか結局最初にこのシリーズを観た子供の頃から自分の嗜好がコレだったのか?つーさ、あはははは!
そりゃ久慈あさみの投げ節お仲や越路吹雪のお園みたいな魅力的な女性も出てくるけど、基本チーム男子の話なんだよね。『男が男に惚れる』ってことでしょ?いや純粋な意味ですから!
更に次郎長の元に一人ずつ子分が集まってくる過程であるとか、その子分がめいめい個性的でキャラ立ってることだとか、たとえば追分の三五郎なんて随分ひどい男なんだけど、なーんか憎めないんだよね。それだけ一人ずつのキャラがチャーミングに描けてるのがこの作品の強みでもあるわけで。更にはそれを映画製作当時ほぼ無名の俳優ばかり集めて作られたってこともねー、現実と虚像(ここではつまり映画本編のこと)が入り混じって嬉しくなっちゃうんだな。

しかし観れば観るほどこの森繁の石松をサダヲで観たくてたまらない。酔ったお仲さんとイイ感じになるシーンとか観てて森繁にサダヲが被って脳内再生されるほどなもんで、もう他の配役まで考えて勝手にキャスティング発表しかねない勢いなんだけど、どーせ書いてもほとんどの人にはわっかんないよねー。