黄色い涙

今日観て来ました。子供の頃NHKでやってたドラマも観てたし、最近当時の脚本も読み返して公開を楽しみにしてたんだけど、やっぱ二宮くんは昭和が似合いますわねえ。彼が揺るぎがないから安心して観られました。いやいや出演者みんな良かったですよ。
嵐の5人が主演のアイドル映画ってことなんだろうけど(昔からアイドル映画スキー)こんな地味な題材でホントにOKなの?
若い子が観て面白いと思うのかなあ・・・。原作はほろ苦いどころか、かなりしんどい話だし、と思っちゃったんですが。
でもね、同じ昭和を題材にしてる映画と言えば三丁目の夕日なんて大ヒットした映画があるけど、正直アタシはこっちのが好きだな。三丁目はみんな絶賛してるけど、アタシには引っかかりどころが多くて正直いまいちだったんだよね。(美しいノスタルジーとか子供使って泣かそうとするとことか・・・。)
黄色い涙って話はダメな男の子たちのモラトリアム物語ですから、ある意味アタシにはツボではあるんだけど。
桜井くんのインチキくさい京都弁。方言としてはそんなに上手くないのかもしれないけど、役柄のインチキくささを表現する手段に上手いことなってて(狙ったのかそうじゃないのかわからないけど)良かったんじゃ。最初に彼がドラマ版で岸部シローがやった役だって知った時はキャラ違いすぎるんじゃない?と思ったんだけど、ダメ男ぞろいの彼らの中でも1番口先だけのしょーもない男で、そーゆうすっげい嫌な役だからこそ桜井くんの素の上品さに助けられたつーか、嵐のメンバーみんな可愛いから、全体のバランスが上手く取れてるんじゃね?これは全部のキャストに言えることですけどそれぞれの役みんな上手いことはまってました。だから5人無理やり共演させられてる感がなくて、すごく自然に観れて良かったよ。
女優さんも良かったけど、特に香椎由宇ちゃんの程よくボリュームの乗った身体つきが「昭和」って感じで、すごく役柄に合ってて良かった。彼女と相葉ちゃんのシーン良かったなあ。相葉ちゃんが本人のキャラを生かしたおばかな子の役なので余計恋愛が絡んでくる切なさが引き立つつーか。
そうそう!音楽SAKEROCKなんだね。事前予習全然してなかったので知らなかったけどとっても良かったです。