能登町は大騒ぎなんだろうなー。
能登町舞台に家族の物語 白山出身・本谷さんの小説映画化へ 佐藤江梨子さん主演
白山市出身で、劇作家や小説家として活躍する本谷有希子さん(26)の著書「腑抜(ふぬ)けども、悲しみの愛を見せろ」が、能登半島を舞台に映画化されることが決まった。現状に不満を抱く若い女性が主人公の物語で、「能登の原風景がストーリーに合い、普遍的なテーマを引き立てる」(映画スタッフ)としてロケ地に選ばれた。主演にタレントの佐藤江梨子さんらを迎え、能登町を中心に八月から撮影を開始、来夏に全国公開される。
映画やTVCMなどを企画制作しているモンスターフィルムス(東京)が映画化する。原作の「腑抜けども…」は、本谷さんが主宰する劇団初演の同名戯曲を本谷さん自らが小説化した作品で、第十八回三島由紀夫賞候補にあがるなど評価が高い。
物語は、閉塞感を漂わせる四方を山に囲まれた集落を舞台に、今の自分に対する憤りから周囲への暴力に走る主人公、いじめの対象となる妹、主人公を気遣う年の離れた異母兄などで構成される。個性的な家族四人が普遍的な人間模様を鮮烈な演出で描き出し、「特に十代、二十代の若い女性は共感できる内容」(映画スタッフ)という。
配役は異母兄に永瀬正敏さん、その妻に永作博美さん、主人公の妹役に若手の佐津川愛美さんが決まっている。脚本・監督を務めるCMディレクターの吉田大八さんが脚本を練り上げる段階で原作者の出身地である県内各地を訪れ、能登町黒川などをロケ地に選んだ。
撮影は八月から一カ月間行われ、スタッフやキャスト約五十人が滞在する。映画は約百分で、小説とは違った結末に仕上げられ、来年夏に全国で上映される。五日、吉田監督ら映画スタッフ四人が能登町役場に持木一茂町長を訪ね、映画製作について説明、協力を求めた。
同映画製作委員会では、地元住民を中心に映画エキストラを募集している。問い合わせは能登町商工観光課=0768(72)2505=まで。
ちょうど小説
- 作者: 本谷有希子
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