再び京都へ【家族篇】

yukodokidoki2005-06-19

貴船の川床で流しそうめんを食して参りましたよ。
http://kyoto.kibune.or.jp/hirobun/

前の晩に夫に「調べるとか準備しておくことってある?」と聞いたんですけど、大丈夫だって言うんで夫に任せて出発。どこに行くつもりなのかちゃんと聞いておらず、夫任せ。どうやら京都の北の方で流しそうめんを食べようって心積もりだったらしいのだけど、最初に連れて行かれたのは鞍馬でして、流しそうめんなんてどこにもないよ!?つか流しそうめんなら貴船だと思うんだけど・・・。
夫は昔京都で暮らしていたこともあるので当然アタシより詳しいだろうと思って余計な口出しはしないでいたんだけどやっぱりちゃんと調べておくべきだったんじゃ・・・。男って、いや男性の皆さま失礼致しました、うちの夫ってどうして行き当たりばったりがこんなに多いんでしょう。ブツブツ。
取り合えずここまで来たのだから鞍馬寺にお参りし、門前で栃餅(美味しかった)などを購入。大河の「義経」の影響か、かなりの人出。
鞍馬寺源氏物語の若紫、すなわち幼き日の紫の上が暮らしていた北山の山寺の舞台と言われているところ。アタシに源氏物語を語らせると止まらないのは既にお約束。最近は子供達も少しは話が通じるようになってきたので彼らが望むと望まざるとに関わらずとうとうと講釈を垂れるアタシなのでした。

んでもってこの間川床で流しそうめんを食べてるのをTVで見たような気がするアタシのおぼろげな記憶を頼りに貴船に。
ぐねぐねと九十九折になった山道を上がって行くと参拝客や観光客がたくさんいるよ。道の両脇にはびっしりとお料理屋さんが。細い道で人が多いのでゆっくりしか進めずそれぞれのお店の案内を覗き見していくと、どこも7000円とか8000円とか一万円以上の高級なのんばっかり〜。
アタシ達の間では次第に言葉少なくなり微妙な沈黙が。
流しそうめんなんてどこにもないぞ」「そんなの知らないわよ!だから昨夜調べなくて良いの?って聞いたじゃない」てな心の会話を交わしつつ不安を押し殺しながら奥の方に進んでいくと、お店の外に出て呼び込みや案内をしている着物姿のお姉さんに「お食事ですか?」と声を掛けられる。(うわ!高級そう!1人前いくらするんだろ?)「ええ・・そうなんですけど・・・(おずおず)」「お子さん連れでしたら4軒先の○○○さんが流しそうめんをしているので喜ばれると思いますよ」我々の顔はその時ぱあっと明るくなっていたことでしょう。いやー、親切なお姉さんありがとう。きっとアタシ家族の様子を見て「こりゃ高級な川床料理を食べられるような財力は無かろう」と一目で見抜いたのよね。あはは!
川床は涼しくて(て言うかずっと居ると肌寒いくらい)風情があってとっても良かったです。子供達も以前から流しそうめんを一度食べたいと言っていたので念願かなってめでたしめでたし。
帰宅後ネットで調べてみると3千円台からのお料理を出しているところもあるようなので今度はもうちょっと奮発してお手頃価格のお料理にもチャレンジしてみたいな。そいで予約しておく方がどうやら良さそうであることも今回学習したので、次回はもうオタオタしないで行ける事でしょう多分。真夏に行ったら涼しさのありがたみももっと増すだろうし。