番外「ブロードキャスターの落語ブーム特集」

たまたま見てたブロードキャスターで落語ブーム到来!みたいなのをやってて当然TBSなので火付け役は「タイガー&ドラゴン」てなことを言ってたのだけど・・・。
実際に寄席に「長瀬くんが出てるんですか?」なんて問い合わせが来てたりするってのは本当なんだろうか?そんなドラマと現実の区別がついてないような視聴者って本当にいるの?随分バカにされてるよなあとか思ってしまった。浅草で記念撮影して皆がタイガータイガーで猫手ポーズを取ってるってのも、「楽しそう!」とは思うけどちょっとうそ臭いぞ〜。そんな人も居るってのをちょっと誇張して報道してるんだよね?
しかし実際に落語ブームが来てるってのは間違いないことのようで寄席に若い客が増えてるのは本当みたい。小朝がインタビューに答えて「一過性のものです」と言い切ってたのが妙に可笑しかった。番組的には「確かにブームはいつかは終わるけど残るものもある」てな感じだったかな。無難な意見だけど、確かにそうなんだろうな〜。司会の福留さんが言ってた70年代前半の落語ブームって良く判らないんだけど、子供の頃普通に落語をやってるTVとか良く見てたし、ラジオでも落語の番組があって普通に聞いてたのは確か。
しかし落語ブーム本当に『来てる!』んだね。T&D第4話の茶の湯の時感想でイマイチって書いたんだけど、それは「来てるとか来てないとかそう言うので右往左往してる身になれ!」てなボヤキを言ってるのかと思ってそれってどうなの?弱音や愚痴を作品で聞かされてもねえ〜ってのが少々あったんだけど、考えてみるとクドカン自身が落語のドラマ書くことで「落語来てる!」って風に付和雷同で流れてく大衆ってのがあるのも事実で。クドカン自身そのこともわかっててどっちの立場にもなり得る人としてあえて直球ぽく書いてたようで実は結構屈折してるんだよな思い直した。
あの回を見てネットの感想を見回った時、の微妙な違和感。それが何だったのか見えて来た気がする。「必死だからだよ!」って虎児に言われて見てる方がクドカンに何か言うのを遠慮しちゃうようなのってそれは違うよね。クドカン自身そんなことを求めてるんじゃないでしょう。そんなのカッコ悪過ぎるも〜ん。
もう一回茶の湯の回見返してみようかと思いました。