エースをねらえ!

山本鈴美香の原作漫画は昔マーガレットに連載中胸躍らせて読んでた世代です。で、連載中にアニメ化が決まって放送されたのはもう記憶が曖昧だけどキーワードの説明文によると73年の10月なのね。
これがねえ、以前も書いたことあるんだけどアタシには全然受け入れられないものでした。やたら乙女チックで瞳はお星様キラキラ。画面のそこらじゅうでお花が咲いてるよう演出で、アタシにとってのエースをねらえ!はもっと厳しい求道的マンガだったし、原作の絵柄も当時の少女マンガとしては大人っぽくて余りチャラチャラしてないって印象だったし、特に主人公岡ひろみの声の甘ったるさたるやどうにも我慢のならないもので、嫌悪すら感じて初回の放送以降見なかったように思います。
その後続編の新シリーズや劇場版も作られアニメファンの間では名作の評価の高い作品となってからも、初回の裏切られたって印象が強くて長いこと受け入れることが出来ないでいたのでした。
後に深夜の再放送などで見る機会もあり、その時は大人になっていたので、徐々に作品の評価も変わっていったんだけど。

で、今回のドラマ化もアタシにとっての初回のアニメ化の衝撃に比べたら全然OKなのですよ。上戸彩の方がまだマシに思えるくらいとにかくアニメのファーストシリーズのひろみはアタシには合わなかったので。

しかし、ドラマ化に伴いコンビニ専売の低価格版のコミックスが新しく出ていて(現在2巻、と言ってもボリュームがあるので通常コミックスだと何巻目?もうオーストラリアのアンジーが出てきてた)買って数十年ぶりに読み返してみたのだけど、連載開始の頃は確かに乙女チックしてる〜!最初の辺は昔読んだ印象と微妙に違ってるかも。連載中にどんどん絵柄が変わってってるのも圧巻。