風格

京都で電車に乗って居たら驚く程に乱暴な着物の着方をした人が乗って来てびっくり!おはしょりは前衛芸術レベルにグシャグシャだし、裾は開いているし、下手くそとか着崩れとかのレベルを遥かに超越しており、こんなすごい着物の着方してる人見たことなくて、つい注目してしまいましたよ。
更に驚くべきことに五本指ソックスにクロックスを履いているのまで不躾に観察しているアタシってば。しかし当人は実に威風堂々としており、人目等は全く意に介してない様子で、なんだかある種の風格すら感じられ、着物をきっちりと着ることなど何ほどのことであろう。とすら思わされることでした。
昼間は河原町でノーメイクに無地の着物を着たお仕事前の舞妓さんを発見。舞妓の衣装じゃなくても一目で判るのはなんでなんだろ。勿論髪型は自毛で結ってるけどそれだけじゃなく。宝塚の音楽学校の子も一目で判るよね。沿線なんでちょくちょく見掛けるんだけど。共通項は立ち姿が美しいってことかしら。それってなんでも無いようで、実は稀有なことなのかも。