「男も女も一生稼ごう」ってその通りなんだけどさ。

昨日の朝日新聞の求人欄の記事で西原理恵子

自由であるために
人は誰でも仕事を
手放してはいけない


 人生には思いがけないことが起きます。世の中にはつぶれない会社はないし、病気にならない人間もいない。だから家庭の稼ぎ手は、大黒柱一本ではなく、夫も妻も収入を得られる二本の柱のほうがいいと思います。夫が長患いをしたら、家のローンと子どもの学費、食費をどうするのか。それを考えると、夫婦はリスクヘッジを頭に置いておきたい。そして若い女性も仕事は生涯続けるものだと覚悟して欲しいのです。

 私は同年代の40代、50代世代の女性が、人生の後半になって、納得のいく仕事にカムバックした例が少ないと聞いています。働く場所がないのは残念なことです。そして家庭が壊れていくのもたくさん見てきました。今この世代の人に向けてのアドバイスが見つかりません。酷な言い方をすれば、遅かったということ。でも、親として次の世代は変えていきましょう。女の子には徹底した自立を、そして男の子には「家庭的な女性を求めない」教育を。

 本音を言えば、養ってもらう生活は時間の自由も、精神の自由も奪われるってことです。自由と責任は有料です。仕事を持つというのは、老若男女誰にとっても、最後は毅然(きぜん)と自分の思う方向へ歩いていけることだと思う。

http://www.asakyu.com/column/?id=925

4回連載の3回目。正論だと思います。思いますけど、アタシには仕事を続けることは出来なかったんだよなー。パートくらいはそれなりにやってたけど、フルタイムで仕事するって選択肢はちょっとなかった。
結婚した相手が転勤が多かったら?どこへ行っても仕事が見つかるような資格つったら看護師くらいしか思いつかないです。アタシの身内でレントゲン技師の資格持ってる子が居るけど、ずっと1年契約でいつ首切られるか怖いつってたし、子供が出来て休職したらもう仕事出来ないと思うって(実際彼女の大学時代の同級生は皆そんな感じらしい)薬剤師も再就職だとまずパートくらいしかないとか。後は税理士、弁護士、医者?この位のクラスになると夫が転勤になったら別居になりそう。子育て期間中夫婦で助け合えないってのもどうなの?と思いますし。子育てを差し置けば別居婚て羨ましい気もするけど、やっぱり現実的ではないよね。後は在宅で出来るような仕事?それで一人前に稼ぐなんて誰でも出来ることじゃないじゃん。と、マイナス思考ばっかじゃしょうがないんだけどさ。その中で何が出来るか?どれだけ努力したか?って言われたら何も答えられないわ。
この間見た映画「ちょんまげぷりん」でもママ友役の佐藤仁美が「男って使えない」と連発してたけど、仕事を続けることを優先させると結婚とか出産とかは障害になっちゃう。西原理恵子はとっても好きだし、才能と努力でここまで来た人だってことも勿論認めてるけど、それでも家で出来る仕事で、実母と同居して家事や子育て手伝って貰えてるってとこは恵まれてるよね?
ずっと前に情熱大陸だったっけ?忙しい仕事の合間にちゃんと娘さんを自転車に乗せて保育園の送り迎えしたり、添い寝で寝かしつけたり、あれだけのクオリティ&量の仕事をこなしつつお母さんの部分も放棄してない西原さんに対して、足元にも及ばないわ。と思ったのも事実なんだけど、それでもなー。
いや、でも、この連載すごくいいこと言ってるのでウチの子にも絶対読ませようと思う。
もちろんウチの娘は「仕事は一生するもの。」って言ってるし、息子は昨日も夕方帰って来て「ご飯何時から?じゃあ着替えて手伝うよ。」って感じで家事一般物心ついた頃からずっと手伝わせているので一通り何でも出来るはずではありますが、それよりもこの辺りを読ませたい。

もし自分が今、年収200万だったら、同じ職場の220万の人のまねをしてみる。それができたら、次は300万の人。それでも、我慢できないほどつらい仕事ではなく、続けていく気持ちが持てるような仕事を選ぶ。自分にとっての落とし所を探すこと
 人の金で生活するっていうのは全く自由がない。今、自分で稼いで、自分の金でごはんを食べる毎日が一番充実している。お金って自由を買えるもので、それで大人になって、自分で行動範囲を広げていけるもの。そして、人生で行き詰まったり、思いもよらない事があった時、次の一手が打てるもの。日本中のおっちゃんとおばちゃんは、そのために毎日毎日それはよく働く。
働くことは生きることです。人が人であることをやめないために、人は働くと信じています。
http://www.asakyu.com/column/?id=928

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

これまだ読んでなかったんだけど、やっぱ読むべき?

アタシの実家は建築屋で高度経済成長の時代はそれなりに景気も良くて、郊外に庭付き一戸建てを建てて、父親は車検のたびに外車を買い換えたりしてたんだけど、取引先の不渡り手形をつかまされたのをきっかけに雪だるま式に借金が膨らみ(結局のところ自転車操業だったってことですよね)数千万の負債が出来てしまったのを父親のアイデアで自宅の一部を改装して雀荘を始めて、でも父親はほとんど役には立たず、母親がほぼ1人で毎晩夜中〜明け方まで働いて返した。(父親はパチンコやボウリングやってほぼ遊んでました。その小遣いも雀荘の売上から・・・)ってことがあったんですが。父親は借金返し終わってほっとした頃にあっけなく死にました。B型肝炎(若い頃のヒロポンの回し射ちが多分原因)から糖尿病やら併発して、最後は肝硬変で、あっという間でした。ついこの間まで普通に生活してたのに?入院して3ヵ月足らずで。
自分はどっちかといえば、いや、間違いなく父親似だとずっと思って来たけど、仕事するのは嫌いじゃないし、お金になるならくだらないプライドなんて捨てられるタイプなのは間違いないので案外タフかもしれないです。母親の血も半分は受け継いでる訳だし。