オリンピックとナショナリズム

アタシはナショナリズムのかなり薄い人間なので、オリンピックになるといきなりニッポンニッポン言い出す世論にはちょっと付いてけなくて困ります。
フィギアスケートは好きだけど、それぞれの国を背負って〜みたいなノリはどーしても好きじゃないんだよね。本人達もしんどいんじゃないの?って思いますし。いしはらしんたろーが「国家という重いものを背負わない人間が速く走れるわけがない、高く跳べるわけない。いい成績を出せるわけがない」つったってニュースhttp://www.asahi.com/national/update/0226/TKY201002250536.htmlがあったけど、こんな意見には1ミクロンも賛成出来ませんね。
そうは言っても日本に住んでれば日本の選手が一番なじみもあるし、全然知らない選手よりかは多少肩入れする気持ちが出来るのはそれはそれで普通のことだとは思ってるんで、頑なに「日本なんて応援しないよ」ってわけじゃない。
浅田真央ちゃんとかピョンピョンやってたジュニアの頃は格別魅力は感じなかったんだけど、この頃は綺麗な滑りをするようになったなあ。って思ってるしね。
今回のフィギアの採点も男女ともに、え?なんで?って思う部分はアタシにも多々あって、採点方法が良くないってのはフィギアスケート好きな人なら大部分が思ってることだって認識はあるんだけど、それプラス採点そのものを疑問視する意見もあるようで、そう思うのもしょーがないのかな。って部分が在るのは認めるけど、そこに過剰なナショナリズムが乗っかるとアタシには付いていけない世界だわー。ってなってしまう。

そんなに力んで順位に拘んなくても良いじゃん?自分の中での1位はこの人ってのがそれぞれにあってそれで良いんじゃないのかって思うんだけどなあ・・・。

今の採点方式はクソだし、改善されるべきと思うけど、でもどんな風に変わっても誰もが納得するものにはならないだろうし、その中で折り合いつけてくってとこ?
いくらノーミスでも精密機械みたいなスケーティングにはアタシは魅力感じないし、そこに好みも加わるから、そーゆーものに点数を付けるって行為自体に無理があるんだって達観せざるを得ないのよね。

とはいえ、自分の応援してる選手が上位になればやっぱ嬉しいし、うーん、難しいなあ。