息子の話

ここでは娘の話はわりと良く書いてるんだけど、息子の話題は案外少ないかも。何しろ男の子はナニ考えてるんだか良くわからなくてさ〜。何書いても愚痴になりそうでねえ。
最近まで手がつけられないくらい反抗期が酷くて反発されまくりだったし、大荒れで風呂場のドアを壊してくれたり、いろいろありましたが、今春高校に入った辺りからちょっと落ち着いて来たかな。
良く女親は娘より息子の方が可愛いって言うじゃない?あれってアタシには判らなくて、勿論可愛くないわけじゃないけど、なんていうか男の子(『息子は』と言うべきかもね)って思考回路も行動パターンも総てがアタシの常識のはるか斜め上をいってて、宇宙人みたいに思えることが多いつーか。
こっちの心に相当な余裕がないと、とてもじゃないけど、かわいいなんて思ってられない!ってことばかりなんだもの。
娘とアタシが趣味とか感覚がわりと近くてかなり仲良し母娘なので余計に息子は疎外感があったのかなあ。でも娘と息子はずーっと仲良しなんですよ。
娘曰く「あいつはアタシのことを好き過ぎるのでちょっとうっとおしい」
いやいや、娘よその言葉そのままお母さんから君に贈りたいんですけど?
今日も娘の塾からの帰宅を待って3人一緒に夕食を食べてたんですが(サイコロステーキ、キノコソテー、サラダ、自家製コーンスープ)そこで息子が言ったんですよ。「僕も学校でキヨシローの曲をかけてみようかな」
ホントびっくりした!16日の日夕方バイトから急いで帰って、買ってきたばかりの『Oh!radio』を聴いてたら、そこに息子が学校から帰って来て「お母さんウルサイよ〜」っていつもの会話を交わしたばかりだったし。

息子は小さい頃からアタシが好きなタイプのいわゆるやかましいロックは好きじゃなくていっつも「お母さんウルサイよ。ボリューム上げ過ぎだよ。」と文句ばっかり。
アタシはと言えば「えー!?だってこーゆーのはフルボリュームで聞かなきゃ意味ないじゃん?窓も閉めてるし、時間だって考えてるんだからちょっと位大目にみてよ。」ってどっちが親だかわからない会話を毎回かわしてまして。
彼の知っているのはゲームとアニメの音楽ばっかりなんだけど、趣味は人それぞれだし、無理にアタシの好きな音楽を聴かせようと思ってことも一度もなく、それは娘に対しても同じで、子供達にとって「お母さんの好きな音楽」ってのはずっとちょっと距離のあるものだったみたいで。
それが娘は高校には行ったくらいからちょっと興味を持ち出して、アタシが聴いてる横に来ていつの間にか一緒に聴いてて「この歌詞って深いね」とかそーゆうことを言うようになって来てて。

息子は今高校で放送部に入ってるんだけど(掛け持ちで別の部にも入ってる)娘も放送部なのでその影響なんでしょうか。(中学までは演劇部で部長で頑張ってたんだけど、今の高校には演劇部がないの)娘の学校の放送部はNHKのコンクールにも出場したりで、文化部としてはかなり忙しい部活だけど、息子の学校では毎日の学校放送が主な活動で、体育祭や文化祭の時にはちょっと忙しい〜くらいの、まあのんびりした部活。でも、姉と同じく昼の放送の担当があって、好きな曲をかけていいってことになってるらしく。
娘とアタシが学校でキヨシローかけて!あれもこれも!ってやたら最近盛り上がってるので気になってたのかなあ。
歌詞カードを見せてと言うので「Oh!radio」の歌詞カードを渡したら、だまってじっと見て「いいね」と一言。来週息子の学校でもかけてくれるそうです。
「他にもかけたい曲探すのにお母さんのCD聴いてもいいよ?」って一応言ってみたら「そう」って相変わらずそっけない返事だったけど。