エレファントカシマシ@ZEPP大阪

がっつり2時間半。非常に良いライブでした。レコ発ツアーなので当然新譜からがメインなのだけど意外な曲もやってくれたり。エレカシのライブとしては結構長め?その上MC控え目だったので、すごく曲を聞かせてもらったって充実感が。なんか真っ直ぐ家に帰るのがもったいないようなそんな気分です。こーゆー時ひとりはちょっとさみしいね。ライブ中はひとりだろーが誰かと一緒だろーが関係ないんだけどさ。家に着いたらもうちょっと詳しいレポって程でもないけど感想書きたいと思います。

帰って来てお風呂も入って日付変わっちゃったけど、興奮しててとても寝られそうに無いので日記更新。
ツアーラストってこともあり発売日当日にチケットは完売。客は小学生から60台くらいの人までまさに老若男女とり揃ってます状態で。男性率が結構高かったような。
宮本の声のコンデションは最高だったと思う。昨日名古屋でやったばかりだけど、曲数も多いのに最後まで良く声が出ていて、アンコールの最初にやった今宵〜なんて今回今更のように曲の良さに気が付いたつーか、宮本の歌と声の魅力をものすごく伝える曲なんだなあって。
新譜「昇れる太陽」の曲は全部やってくれたよ。ひとつ前のアルバム「STERTING OVER」からも「starting over」「翳りゆく部屋」「冬の朝」の3曲以外の8曲をもやってくれて、アタシ的には昇れる〜とSTERTING〜は2枚併せて評価するべきじゃないかと思ってるのでとても納得のセットリスト。その他の曲は全部は覚えてないので後でどっかで拾えたら貼るかも。
全部で27〜8曲はやったと思う。(拾ってきたので↑に貼りました。)
「こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい」で始まり、2曲目に今すごく聞きたい気分だった「悲しみの果て」をやってくれていきなりボルテージ上がる。
中盤で弾き語りの「通りを越え行く」がスゴイ良かったので、今ipodに突っ込もうとエレカシの5を探してるんだけどみつからなーい!エピック時代の一番好きなアルバム浮世の夢もどこ行っちゃったんだ?もう泣きそう。(や自業自得なのは充分自覚してますってば)
多分「BLUE DAYS」の曲入りのとこでトミがしくじって?宮本が「東京おとぼけCatsか!?」って呟いてたのがアタシ的にはツボでしたが、若い子には何のことだかわからないんだろーな。「暑中見舞い」のタイトル言ったところでオーディエンスがワーッとなったのは意外な選曲だったから?
黒シャツから白シャツに着替えて*1のアンコールは2回どっちも長め。曲は予定調和じゃなくその場で宮本が決めて追加してたような感じだった。

  • アンコール1
    • 今宵の月のように
    • 風に吹かれて
    • its my life
    • ハロー!人生
    • 俺たちの明日
  • アンコール2
    • so many people
    • FLYER
    • ファイティングマン
    • 待つ男

ファイティングマンの時のハンドマイクの宮本はもー最高!マイクコードとまさに格闘する姿が神々しい程に美しい。ハンドマイクが似合うロックシンガーの筆頭だよなあ。ステージングのタイプは全く違うけどキヨシローもハンドマイクの非常に似合う人で、今まで自覚してなかったけどアタシはハンドマイクの似合うロックボーカリストが好きなんだろーか。
ラストの「待つ男」でキメられて。ノックダウン。もー最高なライブ。他の場所のは観てないけどきっと今回のツアーでのベストパフォーマンスだったのじゃないか。と思わせてくれるものでした。

いやー、ホントに大満足。
今回のアルバムを聴いて宮本に「大人の男の色気」を感じたのが意外だったような感想を前にちょっと書いたけど、アタシがエレカシにはまったきっかけとなったガストロンジャーの頃の宮本は今よりももっとギラギラ、ピリピリしていて、それが魅力でもありながら、一歩踏み外すとガタガタになりそうな危うさや、痛々しさを感じることも多く、時には空回りしてた時もあったように思う。
今の宮本はドーンと構えて余裕が出てる感じで、それが「大人の男の色気」をアタシが感じたところなのかも。初期からのファンにはもしかしたら物足りなく感じる人も居るかもしれないけど、聴いててすごく励まされるし、元気が出るし、そんな今のエレカシがアタシはとても大好きだ。
この先又危うくあることがあったとしてもそれはそれで好きだけどね。じゃ結局何でもいいのか?つーと、そうであってそうじゃないので。これを言葉にするのはとても難しい。

*1:やっぱり宮本の白シャツは素敵だ。日本一ステージの上での白い開襟シャツの似合う男だと思う