メトロファルス@福島セカンドライン

めちゃめちゃ久しぶりのメトロファルス。アタシがライブ行ってた頃とはバンド編成も音楽性もだいぶ変わってるのだけど

狂風記〜極楽座で君を待つ

狂風記〜極楽座で君を待つ

を聞き込んでたので違和感なく楽しめました。
いやこのライブ盤は名盤ですよ!これ入手した時はメトロファルスってこんなに良いバンドだったんだって惚れ直したもの。
狂風記 極楽座で君を待つ」を最初に聞いた時の感想はこちら
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=62935&log=20030108
この時は「屋根裏と地下室が日本一似合うバンド」ってメトロの事を評してて、それは今も思ってるんだけど、大人計画やこないだのファントムなんかの舞台でもって大ホールでヨタロウの歌を聞くと、この人の歌の力はこういう場所で数千人単位の人を感動させられるスケールの大きさを持ってるんだってことを思い知らせれて、もっともっと多くの人に届けられるべき歌声なのに。ってなんだかじれったさすら感じてしまう。
この日のライブも大阪で6年ぶりなんだもの。新譜も出てないし、ライブもめったにやってないから当然若いお客はほとんど居なくて、それがホントに勿体無くってさ、こんなステキな音楽をもっと皆に知らしめたいってウズウズしちゃうんだよね。

アタシがメトロファルスを最初に聞いたのはヨタロウとガンちゃんとバカボンとチャバネの4人体制だった頃で最初は大友克洋の自主制作作品「じゆうを我等に」の主題歌にメトロの「サカモギソング」が使われた関係で作品の上映会とライブのジョイント企画が名古屋のELLであって、大友ファンの友達に是非行こうって連れてかれたのよね。

友達は即メトロにはまったんだけど、アタシは最初はそんなでもなくて、でも何度かライブに通ううちにじわじわ〜っと来るもんがあっていつの間にか東京までライブに通うほどはまってしまったのでした。

まあ結婚してからずーっとライブに行けてなかったんだけど、アタシが20代の頃一番良く聞いてたバンドの一つがあれから20年過ぎても今もすごくカッコイイバンドとして存在していて(たとえメンバーチェンジはあっても)、それを生で味わえることってすっごいラッキーなことだと思う。
ヨタロウとガンちゃんは確かアタシより3つか4つ年上だったはずなんでもう50だよね。イイオヤジになってる部分といつまでも少年ぽさを残してる部分が絶妙で、観てるだけでニヤニヤしてしまう。メリィさんはずっとメリィさんって生き物だからいいんですけど(はーと)って感じで。

そーそー5月に出るメトローマンスホテルのアルバムは「キレイ〜神様と待ち合わせした女」で秋山菜津子さんが歌った海老痛のHONZIボーカルバージョンが入るみたいなんだけどライブ後店で流れてた音源が多分それっぽかったです。
ライブ中にも一部HONZIのバイオリンの音を使ってててヨタロウが「追悼みたいなのはするつもりがない、今もここに居るから」って言ってたのがすごい、ねえ、うん。
キンクスのカバーでヨタロウが日本語詩を付けた曲があって(あの曲すごいヨカッタまた聴きたいな)それの最後で「I LOVE YOU HONZI」つってたよ。
来月のメトローマンスホテルのアルバム発売記念ライブでも多分HONZIの演奏の音たくさん使うんだろうな〜。