ちりとてちん

いやー。良かったー。捨てキャラ無しで、脇の人もみーんなキャラ立ってて。みーんなどっか欠けた不完全な人ばっかで、そいでもって本等の悪人は1人も居なくて、弱いトコ、ダメなトコがあるからこそ切なくて面白い。どの役もみーんな愛おしくて。それぞれの人をメインにしてドラマとか作ったらいいのに。って言ってたらスピンオフやるそうですが。
初めの頃は飛び飛び観だったのが兄弟子達が揃った頃から何このわきゃわきゃ感は?このかわええ生き物達は?って感じですっかりはまりまして朝BS2とBSハイビジョンNHK総合で3回見て、更に録画もして繰り返し観るってどっかおかしいんじゃ無いのアタシ?って自分でも思ったけど止められなくて。これが月〜土と毎日なんだもの。おかげで1日のスケジュールはめちゃめちゃに。一緒に観てた娘もすっかりはまっちゃって師匠が亡くなった日なんて朝から号泣で「学校行っても思い出しては泣けちゃって〜」なんつって授業にも集中出来ないくらい朝からエネルギーを使い果たしてました。
ちなみに娘が一番好きなのは師匠でその次が小草若ちゃんだそうです。
このドラマのせいで娘からオヤジ好きでダメ男好きなのをカミングアウトされちゃいました。どーすんだ。こんなにダメなトコばっかアタシに似てしまって。
ここ数ヶ月ちりとてちんを気合入れて観る為に毎朝早起きしてたアタシと娘ですがドラマ終わって翌月曜日「ああもう今日はちりとてちん観れないんだ」と思うとまるで起きる気力が湧かず。ほぼ廃人状態。
ただ終わり方があまりにも駆け足でちょっとどうなのよ?って不満はなくはない。落語家をやめてお母ちゃんになるって決断を否定はしないけど、あまりに唐突じゃんね。「お母ちゃんみたいになりたい」って台詞が大阪に出てくる時の「お母ちゃんみたいになりたくない」と繋がってるのはわかるんだけどさ。言ってもしょうがないけど昔みたいに1年の放送期間があればもっと母親になるとこをゆっくり描いて説得力を出す事も出来たんじゃないかと思う。とかいって1年も放送が続いたら観る方がボロボロですけどね。(だからアタシが力入れすぎなんだってば)
あとねー、ラストで四草に子供押し付けた女性のルックスがなかなかすごくてウケタ。四草には美人もブスも関係ないんだろーな。って感じで。そーゆー男っているよね。かなりモテテるんだけど、誰にも本気にならなくて来るものは拒まずで。その一番の原因の母親との和解のスピンオフドラマをアタシの脳内でいろいろ妄想しちゃったりするのも楽しい。ま、どのキャラもすごい立ってるんでいろいろサイドストーリーを妄想するには困りませんが。(他にすることは無いのか?>アタシ)
夏にスピンオフがあるそうなのでまずはそれがお楽しみ。続編はなくていいけどスピンオフは色々観たーい!