キャラ設定

息子劇団の夏公演本番
今年で三年目なんだけど、今年の作品は今までのようなファンタジータッチのものじゃなく、わりとリアルな等身大の登場人物たちのお話で(はてなで書いてること身内バレしたくないんで検索よけでタイトル書けませんが)家族と友情テーマ。主人公は12歳の少年なんだけど、兄弟が発達障害で母親がそっちばかりに必死で主人公にばかり犠牲を強いるんですよ。そいで父親が主人公がかわいそうだって注意すると、母親は障害のある子のことしか見てないので、どうして主人公が可哀想なの?健康で頭も良くて友達も居て、でもこの子には私しか居ないのよ!みたいにキレるシーンがあるんですが、この母親役の子まだ中学生なのにすごい上手かった。
いや技術だけを言ってるんじゃないのよ。夏休みはほぼ毎日練習してましたが普段は週1回の練習の子供達ですし、上手く演じる事だけが目的じゃなく、あくまでも教育の一貫としてNPO法人がやってる劇団ですので。
ただね、脇の子もみんなちゃんとキャラ立ちしてるんだよね。どの役もバックにどういう設定があって〜。ってことを考えてて、それが伝わるように演技出来てるの。
終わってから息子に「先生がどーゆう役なのか説明してもらったの?」と聞いてみると、いやみんな自分で考えてるんですと。「そこが先生の1番力を入れてるところだから」毎回の稽古でただ台詞を言うんじゃなく、どーゆう気持ちで言ってるのか?ってだけじゃなく、その役がどーゆうキャラなのか?好きなものは嫌いなものは?どんなものを食べて、どんな生活をして、家族構成は?そーゆうこまごまとしたことを「自分で!」考えて役の気持ちになれっていつも言われてるらしい。
へー。
ちなみにこの先生今度東京の舞台で主演が決まられたようで応援しております。
今回はもう1人先生の先輩の、アタシが昔すごい好きだった劇団に所属していた俳優さんも指導のフォローをして下さいまして、ちょっと羨ましかったです。アタシも出来るもんならやりたかったくらい。
演じるってことは自分自身を見つめることでもあるんで、今息子はもの凄い反抗期で家では手がつけられない状態なんですが、劇団のスタップの方々から「すごくしっかりして来た」と言っていただいて、ちょっとだけ救われました。