死亡推定時刻

http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2006/06-266.html

俳優の吉岡秀隆がドラマ『北の国から2002遺言』以来、約4年ぶりに杉田成道監督と組んだ単発大型ドラマ

朔立木が書いた同名の小説を原作とした本格的サスペンスドラマで脚本は『並木家の人々』『海峡を渡るバイオリン』などを担当した池端俊策
 吉岡秀隆が演じるのは、少女誘拐殺人事件の容疑者として逮捕された青年の冤罪(えんざい)を証明するために奮闘する正義感の強い弁護士・川井倫明。青年は建設会社社長の娘を誘拐し森の中で殺した容疑により、一審で死刑の判決を受ける。前科があり、世間から見捨てられた青年の二審の裁判に吉岡演じる川井弁護士が関わることになる。調べれば調べるほど出てくる矛盾。川井は冤罪のにおいを感じる。川井が目をつけたのは、死体に現れる「死斑」などから推測する「死亡推定時刻」だった。
 娘を誘拐され、殺される富士北興業社長・渡辺恒蔵を演じるのは、時代劇だけでなく、歌やバラエティなど活躍の幅を広げ、今や国民的俳優となった松平健。今回の作品で、松平はこれまで演じてきた役柄とはイメージを一新し、強引な手法で蓄財してきた傲慢(ごうまん)な建設会社社長を演じる。松平と吉岡は初共演。松平にとっては、杉田監督とも初めての現場となる。

 他にも、松平演じる渡辺恒蔵の若き妻・美貴子役に永作博美、恒蔵の兄で山梨県警の渡辺利一役を小林薫が演じる。

砂の器を彷彿をさせるような重厚で人間の本質や原罪を考えさせられるヒューマンドラマでした。謎解きに主眼を置くとミステリー好きには物足りないし、え?て思う部分も色々あったけど、それでも出演者がこれだけ良くて演出も安定してるしTVドラマとしてはかなりハイレベルだったと思う。

松平健がイヤーな役やってて違和感なかったし、永作博美は何やっても上手いよね。

勝村政信戸田恵子國村隼あたりはやっぱ安心してみてられたし
小林薫の役はすごく難しいんで、さすがつーか、あの役で説得力が出せるって凄いよ。震えが来たもん。青年時代を演じた高橋一生も少年時代の子役*1もみんな良かった。

金井勇太くんて吉岡秀隆に似てるよなー。って以前から思ってたのだけど、同じ画面の中で見てもやっぱり似てた。次は兄弟役とかどうだろ?しかし金井くんすごく良かったよね。大後寿々花ちゃんも本当に天使みたいで、若手好演。(チラッと出てた小池里奈ちゃんもめっさかわいかったー!)
知名度が特に高くなくても演技がしっかり出来る若手が育ってるのを知るのは今後が楽しみで嬉しい。

死亡推定時刻

死亡推定時刻

死亡推定時刻 (光文社文庫)

死亡推定時刻 (光文社文庫)

原作も読んでみようかな。アマゾンのカスタマーレビューじゃ大絶賛(全員が☆五つ!)なのだけど、ドラマとは違う部分も大きそう。

*1:http://d.hatena.ne.jp/sunblue/20060910/1157932959#cとしゅかさんとこのコメント欄で教えていただきました。笹野高史さんの息子さんなのね!笹野さんに4人の息子さんがいてみんな俳優業やってるのは以前はなまるでそういえば言ってたよなあ。と思い出しました。花嫁は厄年でも本当に親子役で出てるんだよね。初回しか見てないからノーチェックなんだけど。そいでマツケンの青年時代は野ブタの文太役やってた子だったのね。アキハバラ@DEEPの初回にも出てるそうだけど、まだHDDの中に入ったまま観れてないのです。