どろろ
今朝のTVで妻夫木くんと柴崎コウで手塚治虫の「どろろ」を映画化ってニュースやってたんですけど・・・。
どろろはですね、実はアタシが性に目覚めた作品なのですよ。アニメ版で見てたのは多分6〜7歳の頃だったはずなんだけど、異形のもの(フリークス)に対する性倒錯嗜好の自分内ルーツですね。その後小学校高学年くらいになって江戸川乱歩に〜ってアワアワw何ヰタ・セクスアリスな脱線してるんだか!?
話を戻して「どろろ」ですけど、すごーくエログロが根底にある作品だとアタシは思うんだけどさ。そのものずばりな描写はないけど、元々手塚治虫って非常にエロスの要素の高い資質を持ってる作家だし。
ただ暗過ぎて作品発表当時は非常に不評で後半が尻すぼみなのよね。本当はもっと長く書きたかったと手塚さんも後年述べていたけど、(手塚治虫とっておきの話とか)かなりの意気込みでスタートした作品だったのに世間には受け入れられなかったのよね。
同じような伝奇マンガで犬夜叉であるとかが受け入れられてるのを見るにつけ、時代が早すぎたのかしらねえ・・・。
ということで、どうしたって単純な娯楽作品にはなりえない作品じゃないかと、考えてるのですが今回の映画化はさて・・・。
大体どろろってまだ幼いくらいの少女だけど、ずっと男の子って思われてる役でしょ。柴崎さんじゃその設定はどうしたって無理よねえ。
黒くて暗い妻夫木くんは大いに見たいですけどね!
自らの父親が野望を果たすために魔物と契約したため、生まれながらに体の48箇所を失って生まれて来た百鬼丸は、手も足も、目も口も鼻も耳も持ってなくてすべてが作り物って設定もそのままやれるのかな?いろんな意味でタブーに抵触しまくりなんじゃないかと思いますが。
でも百鬼丸は超カッコイイんで(原作は15歳の設定だけどアニメの方はもうちょっと青年ぽい)妻夫木くんがどんな風に演じるのか楽しみではありますよ。
彼は時代物はじめてだっけ?百鬼丸はメチャメチャ強い役なんで殺陣とかも大変そうだよね。原作&アニメに思い入れが強いので不安と期待どちらも膨らんじゃう。
今ニュース記事を読んだのだけどだいぶ変えて来てるみたい。
原作では、どろろは小さな女の子だが、「百鬼丸とどろろの関係性をよりスリリングなものにしたい」という製作サイドの意向で24歳の柴咲をキャスティング。時代も原作の日本の戦国時代から変更、特に定めない方針という。
ド派手戦闘シーンに挑戦する妻夫木は、2か月以上もアクションを猛特訓しているそうで「最初に台本と触れたときの面白さを、早く味わってもらいたい」。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/nov/o20051116_30.htm
えー?無国籍ファンタジーになっちゃうの?アジア版のロードオブリングとかってプロデューサーの発言もあるようだし。
荒唐無稽な「なんちゃって」で良いから戦国時代の伝奇モノテイストは残して欲しいなあ。つか、それがこの作品のキモだと思うのだけど。
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: DVD
- クリック: 15回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1974/09/01
- メディア: コミック
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (40件) を見る
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1971/11/01
- メディア: コミック
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1972/01/01
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (11件) を見る
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1972/06/01
- メディア: コミック
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (18件) を見る