杉浦日向子さん

アタシとそんなに違わない年で・・・。
30代半ばで楽隠居を決め込んでもうマンガは書かないと言われた時は本当にガッカリした。
そんなことするから早々と閻魔様に呼ばれちゃうんじゃないか!
とか思ったけど、元々持病があって長生き出来そうにないから早めに隠居したのだってことらしく、切ないね。
エッセイや江戸風俗の時代考証家としての活動もだけど、なんと言っても「百日紅」でしょう。
もう20年も前の作品になってしまうのか。
もともと江戸好きで時代劇&時代小説好きなアタシは杉浦さんの本が出たら即買ってたんだけど、北斎と娘のお栄と後の英泉の三人を描いたこの「百日紅」は特に大好きだった。
これの最初に出た版を手放してしまったのはつくづくと失敗だったなあ。
文庫では杉浦さんの絵を堪能するのにちょっと物足りない。


日向子さんの持病とは?
ご本人が言われたり書かれたりされたことを紹介しているページ。キャッシュが残っていましたのでご紹介。
http://66.102.7.104/search?q=cache:7fZn_N2auE0J:homepage3.nifty.com/~BENTENCHOU/Ki980923.htm+%E7%97%85%E6%B0%97%E3%80%80%E6%9D%89%E6%B5%A6%E6%97%A5%E5%90%91%E5%AD%90%E3%80%80%E9%9A%A0%E5%B1%85&hl=ja

どういうご病気だったのか病名はわかりませんし、今回の直接の死因と関係が有るのかどうかも全く不明ですが。

しかし荒俣宏と結婚していたことを知らない人が案外多いのね。路上観察学会が縁となって2人が結婚した時はかなりビックリしたっけ。元来藤森照信さんのものとか以前から好きで読んでいたので路上観察学会のことは知っていたけど。そしてその結婚はあっという間に終わってしまったのですけど。日向子さんはこのことで随分とあることないこと言われたり、荒俣氏のファン?のアブナイ人から呪詛的な意味合いのありげなモノを送り付けられたりしたらしい。アタシもちょっと似た経験をしたことがあるんで同情したなあ。