ABCの昔話

でね、21世紀のオトナの実用論としてはもういいんですよ。 そうじゃなくて、20年(?)前の若者たちは「ねぇねぇどこまで行った?」と聞かれて、「うーん、あれはBと言えるんだろうかな??」とか、やっぱりちょっと考えて答えたものなんだろうか? と。
id:hisamura75:20041214コメント欄より

ああ、そーゆーことね。だったら20年どころか25年〜30年くらい昔になるけど、小娘の頃の記憶を引っ張り出してみると、実際に友達との会話でA、B、Cって使ってましたよ。「ねえねえ!B組の○○さんて大学生の彼氏とBまで行ったらしいよ!」って感じ。で、その場合のアタシやアタシの周辺の同世代の仲間たちの認識としてのBは考えるまでもなくそのものズバリ『性器への愛撫』オンリーだったと思う。SEXの概念なんて単純極まりなく性器の結合て認識しかなかったもん。服の中に手を入れて胸を触るとかはギリギリでB未満だったような。
ABCの次に来るのがDでこれが妊娠ってのはアルファベットのDの形が妊娠して膨らんだお腹を表しているのだと言われていたなあ・・・。あー、思い出したよ。Iが中絶だったよ。これも字の形から来ているんだよね。
そいでABCの順番ってけっこう歴然とあってBで止まっちゃうことも多かったような〜。女の子がバージンだったりしたら特に、「それだけはまだ待って」みたいなの結構あったように思う。今思うとそこまで行ってて何をもったいぶってたんだろ?って感じではありますが。ちゅか男のコ的には生殺しだよねぃ?(なぜここでなゆちゃん風味なのかは意味なく照れ隠しですから)あとやっぱり男の子の誰でもがスキンを持ってるわけじゃないし「今日は危ない日だからダメ!」とかさ。いまよりずーっとそーゆーものって買いにくい時代でしたから、大体コンビニだってそんなにない時代だし、70年代後半の地方都市の高校生の感覚はそんな感じ。沖田浩之の『E気持ち』がヒットしたのが81年だそうだけど、その頃にはもう自分(ちょうど20歳)は「ABCなんて使うのはもう恥ずかしい」って感覚があったので、やっぱり10代の言葉だったんだよね。そーゆーことが、ここからここまでは○○ってきっちり線引き出来るようなものじゃないって事がわかってくるとやっぱり使えないじゃない。そうなるとぼかした言い方してニュアンスでわかってよ?みたいな感じになるわけで。

今もう一つ思いだしたんだけど高校の時アタシが編集長で学校の機関誌を作ったことがあって、その時の特集が『高校生とSEX』だったのよ!全校アンケートで高校生の男女交際はどこまでOKか?って設問があってA未満、A、B、Cって選択肢でした。結果ははっきり覚えてないけどCと答えた人は多分全体で2割いなかったと思う。Bはもっと少なくてA未満とAが多かったような。うんそういう学校の中でのことです。学内では中絶カンパとかも一度もしたことなかったし・・・。
アタシは背伸びして普段大学生や専門学校のコ達と遊んでたので(学校内では浮いてるコでしたから)そっちのグループではタマにそーゆーこともあったみたいだけど高校生はアタシくらいで別枠扱いだったので普段の遊びの時もあんまりお金出したことがなくてましてやカンパなんて話は回ってこなかったのよね。