お風呂で本を読むのは日常です

yukodokidoki2004-10-23

中学生くらいの頃からの習慣で入浴中に本を読むことはとても多いです。
昔は片時も活字から離れていたくない活字中毒でしたから。(道を歩きながら読んでいて電信柱に激突したこともあり)そいで長風呂好きだったのでこの2つはアタシの中で組み合わさって『いかに浴槽に漬かった状態で快適に本を読むか?』は大命題でした。ということで日々研鑚を積んで参りました成果を発表してみます。(大袈裟!)
現在の基本パターンは写真のごとし。ジャバラ式の風呂蓋をちょいと斜めにして、やや大判のスポーツタオルを敷き、ページ抑えの為のハンドタオルを使用します。湿気を防ぐ為にもう一枚汗拭き&手拭き用のタオルを持ち込むこともあります。文庫よりもハードカバーの方が読みやすいように思います。文庫や雑誌はついウトウトしてボシャン!と浴槽に落っことしたことがあるんで・・・。
もちろんどんなに気を付けても本を完全に湿気から守ることは出来ません。で、これは性分なんでしょうけど、アタシは本を美しく保つことにそれほど執着がないのですよ。湿気で多少膨らんでしまった本も、いえ、浴槽に落としてしまった文庫本でさえ(さすがに雑誌は捨てましたが)ページがくっ付かないように気をつけて乾かして又読んでますもん。むしろ多少傷んだ本に愛着を感じるアタシなのです。一回読んで他に回してしまうような本の方がむしろ大事に扱っていて(これは次に読む人への配慮)、何度も繰り返して読む本こそ荒っぽい扱いをしてしまっているんですよね。
アタシにとって本は読めれば良いもので、美しく保存しておくものって観念が薄いのだと思います。飲み物や食べ物の染みが付くのは不潔なので嫌だけど、お風呂の湿気で本が膨れるのはほとんど抵抗ない。文庫本なんかだと読みかけのページで逆側に折り曲げてコートのポケットやバッグに突っ込んだりもしますし。活字好き読書好きではあるけど、愛書家ではないんだよなあ。いやアタシなりに愛しているつもりなんですけど、自分で付けた手ずれはむしろ愛しく感じるこの感覚は一般的ではないんでしょうかしら?汚すことで自分の所有物として一層愛着が湧く感覚はかなり歪んだフェティシズムなのかもしれませんね。
あーでも写真集とか画集はさすがに持ち込まないし、マンガのコミックスは湿気に弱くてバラバラになりやすいのであまりしていませんね。それ以外にもお風呂に持ち込むのに抵抗感じる本ってあるなあ。でも持ち込んでる本と持ち込んでない本の間にどんな区分が自分の中でなされているのか?そこの違いはなんなのでしょうね?愛着の違いとは思えないんだけど・・・。まだまだ考察の余地のありそうなままとりあえずアップ。
http://d.hatena.ne.jp/lluvia/20041022