嘘つきな魔女

子供達が本当に幼い頃、「なんでそんなこと知ってるの?」と子供に聞かれるといつも
「お母さんは実は魔法使いなのよ。だからなんでも魔法でわかるの。」と答えていた。
例えば子供の友達のお母さんや幼稚園の先生から電話で聞いたからだったり、幼い子供がつくバレバレな嘘を見破ったり、その程度のレベルのことでも、子供には不思議で、だから「お母さんは魔法使い」ってことは子供たちにはすんなりと受け入れられたのだった。
しかし、娘が小学校に上がってしばらくした頃、学校から泣きながら帰って来て、「友達に嘘つきって言われたの」
「どうして?」
「うちのお母さんは実は魔女なんだよって言っただけなのに・・・」
心の中でアチャー!と思いつつも、「魔女ってことは秘密なんだからそんなことお友達に言っちゃダメじゃない」
と答えてしまったアタシ。スイマセン子供で遊んでますね。
ちなみに我が家ではオードリバースのカセットテープは機械の中に小人さんがいて、ヨイショヨイショとひっくり返してることになっておりました(!)
そんな娘ですから去年の冬(当時小6)もクラスメイトのお母さんに
「うちの子が○○ちゃん(娘の名前)に『サンタクロースはいないってみんな言うけどアタシは絶対に居るって信じてるんだ』と言われて返事に困っていた」と聞かされた時も驚きませんでしたが、クリスマスの朝にプレゼントに付いていた娘と息子の名前のメモがアタシの字なのを発見して「お母さんの嘘つき」と大泣きされたのには参りましたけど。
子育てで自分の実はメルヘン(?)な部分を確認するのはなかなか面白い体験でしたが、現実もちゃんと見なくてはいけませんね。