チャーリーとチョコレート工場(ちょいネタバレ)

運動会&体育祭の振替休日だったので子供達と一緒に近所のシネコンへ。
同じ状況の人が多くて子供連れで満員でした。一時間前に行って良かった。
この映画の原作を読んだのは30年以上昔の小学生の時で課題図書だったんだよね。
原作者のロアルド・ダールが大人向けのブラックで奇妙な味わいの作品も書く作家(てか作家としてのスタートはそっち)だと知ったのは中学に入ってミステリィへ大きくのめり込んでからのことだったけど、子供心にも随分と不思議な作風だなあって思ったのは良く覚えてる。
ハリーポッターがベストセラーになって子供が夢中になってるのをアタシも読んでロアルド・ダールの影響なのか、元々イギリスの児童文学的な部分なのか、かなりの共通項を感じたので娘に

チョコレート工場の秘密 (てのり文庫 (566C008))

チョコレート工場の秘密 (てのり文庫 (566C008))

を与えたら喜んで読んでいて、今回の映画化は親子で楽しみにしていたの。
更にアタシにとってティム・バートンはビートル・ジュースを公開時に劇場で観て以来とても好きな映画監督だし。
息子にはどうかな?ってちょっと心配していたんだけど彼も非常に楽しめた模様。
原作のテイストを忠実に生かしつつも判り易い映画に仕上げて来たティム・バートン。とても良いお仕事してます。
あまり子供向けじゃないってな評価も聞いてたんだけど、充分子供も大人も楽しめるよ。少なくとも我が家では親子共にヒットポイントにはまってました。
でも、もうちょっと訳わかんなくてカルトっぽいつくりでも良かったんだけどなー。とかオタクな母は思ったりもするのでしたが。原作にない映画のエピソードとかなくってもっとファンタジー度を上げても良かったような。
ジョニー・ディップは原作で描かれてるウォンカさんとはルックス違いすぎなんだけど、これはこれで全然有りだなって思わせてくれたし(ちょっとマイケル・ジャクソンのイメージが浮かんでしまったのはアタシだけ?)おじいちゃんおばあちゃんが4人とも素晴らしい!
チョコレート工場のセットは良いのは言うまでも無く、これちょっとDVDで欲しいよね。ティム・バートン作品って映画館で観るだけじゃなくコレクションしたい欲望を掻き立ててくれるんでホント困りますよ(お財布が〜!)