なつやすみのしゅくだい

100冊読書クラブからリファが来てるなあと思ったら、面白そうな企画が始まってました。
http://book100.g.hatena.ne.jp/bbs/6/1?fromtreemode=1
角川文庫の夏の100冊をクラブのメンバーで割り振って読もうと言うものです。
id:chachakiぶちょー!ご苦労様です!
で、アタシのトコに来たのがこれでした。

変身 (角川文庫)

変身 (角川文庫)

カフカの変身は多分中3の夏休みに新潮文庫で読んだのが最初です。その後何度も読み返して表紙も取れてくたくたになってしまって今は手元に残っていません。
現在我が家にあるのはOL時代に山本容子エッチングの表紙に惹かれたとこもあって買い揃えた文学全集。
特にこの巻はクンデラの「存在の耐えられない軽さ」も入ってるし小説好きには堪えられない一冊なのですが、とりあえず昨夜の就寝本として「変身」のみ読み返してみました。
しかしこれで課題クリア!じゃないのよね。角川文庫のは読んだことがないんだけど、翻訳者が違うから又印象がちがってくるんだろうな。
アタシにはカフカの「変身」と言えば、窓の外から聞こえてくる狂ったようなセミの鳴き声の中で、うだるような暑い部屋クーラーも着けずベットに寝転がって汗でページをめくる手がじっとりとして張り付きそうになって読んだあの記憶が今も鮮烈に残っているものですから、今回また夏にこう言う企画でカフカを読むことになったのはなかなかに感慨深いことであります。

しかしなにより放置してる100冊読書の更新をしなくちゃだわ。先月読んだ本なんていい加減書かないと忘れちゃう。