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↓に1980の感想【ネタバレアリの為注意】







1980年ジョンレノンが死んだ日の翌日(12月9日)から大晦日までのお話。観に行ったのは12月10日だけどね。
水曜日は入場料1000円の日なんだもの。せんえん。うん、千円くらいの映画でした。前に着てるものやインテリアがどうのって書いたけど本編はけっこう時代考証出来ていてさほど不自然には感じなかった。ラスト近くで巻いてた太い毛糸のマフラーが最近ソニプラあたりで売ってるよな感じでちょっと気になったくらい。ていうかともさかが着てたレコーディングの時の赤いプリーツフリルのブラウスそっくりの持ってた!それも白い綿のと、サテンのカーキ色のと2枚も。水族館の時の胸元の開いたラップドレスみたいなのも無地だけど持ってたし、蒼井優ちゃんが映画の撮影で着てたオレンジのレザーコートも似たのを持っててお気に入りだったぞ。
年代ネタも程ほどに懐かしくそこそこに笑える部分もあるんだけど
肝心のスジがどうにもね。
3姉妹それぞれにとてもチャーミングでキュートなんだけど、3人のそれぞれのストーリーが完全に独立しちゃっててまるで噛みあってないの。これじゃ3つのオムニバスストーリーを観たのと一緒で1本の映画の意味が感じられない。
ケラはウディアレンのような群像劇をやりたかったらしいんだけど、それぞれが勝手に動いてるように見えてどこかで絡み合って繋がっていないと、たんなるバラバラなものを並べただけにしかならないじゃない。
だから一つづつの話も深みがなく感じられてしまうし、ラストの屋上のシーンも泣かせたかったらしいけど、切なさの欠片も感じられなかった。
時代考証で凝ってる分がむしろマイナスに働いてなんだかオヤジの自己満足に付き合わされてもなあ・・・って覚めた気持ちになっちゃったと言ったら貶し過ぎだろうか。
やアタシはケラとはほぼ同年代で(ちょっとアタシのが年上だけどケラの方が東京だしミュージシャンだしずっと早熟だったろうから中身は似たようなものだと思う)個人的にはわかる部分もあるし、(ぴあのフィルムフェスティバルとかもアタシにはすっごく身近なネタだしね)笑えた部分もそれなりに有ったんだけど。一人づつの役者もいいし、好きな役者は多数出てるし、(特に串田和美は久しぶりに観た)もっと面白いものになりうる要素はいっぱいあったのになんかもったいないなあって・・・。







その前に先週シアターテレビジョンで観た熊沢パンキースの感想を書かなくちゃーと思うのだが。