子供の学校で映画会に行きました。

ハッピーバースデー 命輝く時
というアニメ。
親の虐待。学校でのイジメ。併設の養護学校での友達の死。などなど、今の子供を取り巻く問題が上手くまとめられてて、なるほどな。

ずっとイジメを受けてきた主人公の友達が苛めてた子や見てみぬふりしてきた子達が泣きながら謝ると弱々しく笑って「もういいよ」って言うのがなんか引っかかったけど、この辺が限界なのかしらね。だってその子は死のうとしたくらい苦しんでいたのに。イジメを受ける子がいかにも気弱そうなキャラクターなのも類似的。

イジメのボス役も実は母親から暴力、虐待を受けていた過去があったっていうのもね。
現実にはたいした理由もなく、日常の延長線上で普通の子が普通の子を苛めてるのが大半だと思うから。
どちらも弱くて不完全。

とはいえ泣きましたけど。もう最初から最後まで。ホール中涙涙でした。

これはお話だから主人公は強くって、母親とも正面からぶつかって関係を改善したりできたけど、実際には潰されちゃう子供も多いんだろうなと思う。

イジメのシーンで「バイキン!」と囃し立てるところ。娘にその言葉を使った子供はどう思って見ていたのでしょうか。

娘も感じたことが多かったようで、帰ってから夫にもストーリーを一生懸命話していました。
久々のお風呂トークで、娘が言ったこと。「お母さん、この間先生に私の話した時、先生はなんて言ってた?」
アニメの中であったのです。担任の先生が「私のクラスでイジメがあったなんて・・・」とショックを受けるシーンが。
娘も先生を気づかっているのでしょうか?こちらから反対に「先生はなんて言ってたの?」と聞くと、
「いやなことがあったらお母さんか先生にいつでも言ってね」って言われた。とのこと。
「そうだよ、我慢しなくていいんだからね」と言いましたが・・・。
すぐに言えれば苦労はないのよね。