本物は普遍

yukodokidoki2003-04-01

森脇真末味の「緑茶夢」の文庫*1が出てたの、全然知らなかったよ。
フラワーコミックの方は絶版らしい。信じられない〜!

アタシの評価ではロックバンドを描いたマンガの燦然たる第一位だったんだけど、約20年ぶりに読み返してみてもその評価は変わらなかった。
いやー!スランカッコいい!画面から音が聞こえてきそう。
全然古さ感じなかったわ。
コピーバンドのメンバーに自分達が売れれば売れなかった方が亜流になると言われて「真似たければいくらでも真似ればいい、そんなところにとどまってなんていないし、いつでも一歩先を歩いてやる」って答える所なんか最高にカッコ良し。(クリエイトする人間はかくあるべしって感じだな)
アタシは長身でサングラスのベーシスト豊田さんが好き*2ちょっとミッシェルの安部に似てない?(笑)
マネージャー水野もいいけど・・・あの屈折具合は若い頃より今のほうがいろんな意味でぴしぴしとハートに来る。

始めはバラバラなメンバーが段々バンドらしくなっていく課程と
主人公安部弘*3(このネーミングってどうよ?)の成長を描いてるのだけど、ともかく面白いマンガ。アタシが読んだ中じゃバンドマンガの最高峰だと思う〜。

当然それだけ魅力的なキャラクターがバンドやってるって設定だと
バンド内やおい的妄想萌えってやつも・・・(笑)
ステージでコケそうになった弘を鈴木と豊田の2人がとっさに支えて豊田が言う台詞「安心して転べよ。何度でも受け止めてやる」(ネタバレ反転)だとか
弘が水野に言う「おれは礼二(水野)ん××さ」(ネタバレになるんでマンガで読んでね〜)なんて「きゃー!」(はーと)って感じです。
小学館文庫で入手可bk1でも買えます

*1:インディーズ・ロックバンド「スラン」のシリーズのみをセレクトしたコンプリート版。収録作品は「ドラムス」「四月の雨」「アンバランスシティー」「きえない煙草」「黒いサンダル」「ファンレター」「フェイドアウト」「ピンクエンジェル」「笊のような神経」

*2:ギターは鈴木でキーボードは本田

*3:高校を2週間で退学した16才の天才ボーカリスト&ソングライターで美少年、人付き合いがまともに出来ない、繊細さとその裏返しの傍若無人ぶりを併せ持った・・・って文章にすると陳腐だけど、マンガで読むと途方もなくチャーミングなキャラクター

天気が良かったので

自転車で少々遠征してブックオフに行った
100円コーナーメインで20冊以上購入しても3000円ほど。
至福の時。
北村薫「スキップ」「ターン」高村薫マークスの山」(文庫版)*1「レディジョーカー」ボブグリーン「17才」勘九郎の対談集、等・・・。

以前持っててつい手放してしまった本もいくつかゲット。
戸川純の「樹液すするわたしは虫の女」って新しく最近の文章も
追加した新版が出てたのねー。
嶽本野ばらちゃんの「それいぬ」は持ってるのでこれの解説は読んでたけれど。



ところでブックオフで流れてたBGMは岡村ちゃん小島麻由美
ブルーハーツ(それも初期)、椎名林檎、ってセレクトはどーなの?
つい聴いてしまって、余計に時間が掛かったよ。
オマケにトドメに森高千里の「雨」だも〜ん。
この歌好きなんだよねー。
カラオケでも時々歌ったりしてる〜。
実はロックンロール県庁所在地*2もレパートリー。

*1:大幅に書き直しされてるってどうなの?初版読んだのも10年以上前だからどこが違うか判別できるか不安

*2:これミニモニがカバーしたらしいのね

エイプリルフール

さおりんが教えてくれたhttp://event.yahoo.co.jp/20030401/doc/release.html
はとても面白いけど、昨日は画像に『4月1日はエイプリルフールです』
ってキャプションは付いてなかった気がするぞ。
アタシのアイマイな記憶なんでアテにはならないけど。

マジに受け取った人から問い合わせが来たとか?
・・・まさかね。

イギリスのBBC放送も以前はエイプリルフールにいろいろやってた*1んだけど、最近はエイプリルフールはやってないらしい。数年前タイタニックが引き上げられたとの嘘情報で入港したと伝えられた港に人が押しかけて怪我人まで出たらしく*2自粛してるんだろうか?

インターネット自体がネタだらけでホントと嘘の見分けづらい世界だけど、ええ、アタシも意図してたり、してなかったり*3で時々嘘付いてるし。




*1:有名なのではビックベンがデジタル時計になるから不用になたなった時計の針を売るってのと、イタリアでスパゲティが不作ってネタで木からしょぼくスパゲティが垂れ下がってるの

*2:ネットで得た情報だからこれもホントかどうか怪しいけどね

*3:単なる勘違いや記憶違いとか