豚の角煮レシピ

〇豚のばら肉を思い切り大きくきりわけます。大体1個100グラムくらいの検討で。今回は2キロなので20個です。大量に作る方が美味しいです。最低でも1キロはお肉を用意します。

〇鉄の重いフライパンを使い、やや強めの中火で転がしながらまんべんなく肉に焼目を付けます。すぐに肉から油が出てくるのでフライパンに油を引く必要はありません。

でっかく切る!しっかり香ばしく焼目を付ける!この2つがとっても重要なポイントです。ここを外すと美味しく出来ません。

〇重い鉄の大鍋に焼き目を付けた豚と、おから、ネギ、生姜、今日は偶々冷蔵庫にあったセロリの葉っぱも入れてみました。紙蓋をして、トロ火で3時間。

〇お肉が全部浸かるように、お湯を注ぎ足しながら煮ていきます。

〇アクはおからが吸収してくれるのでそんなに神経質に取らなくて大丈夫です。

蛇足ですが圧力なべは不可。
あれは効率よくほどほどに美味しいものを作るための道具です。

我々主婦は料理のプロじゃないし、料理以外にもやることいっぱいありますから、普段のお料理で効率を重視して圧力鍋を使うのは良いと思いますけど本当に美味しいものを作ろうとしたら圧力鍋を使っては出来ません。

高級料亭や一流のレストランで圧力鍋は使ってないでしょう?

と私は思うんですけどねー。


○冷めるまで鍋ごと放置していた肉をお湯で丁寧に洗います。かなり柔らかくなっているので優しく〜しましょう。

○この時点で当初2キロ程あった肉は4割近く減っています。焼いて、煮て、余分な脂が抜けたからですね。

○鍋を洗って(氷を入れると脂が固まるので掬って捨てやすいです)水と酒を一対一の割合で肉がひたひたに浸かるまで入れ砂糖を加えて火にかけます。
砂糖は粗糖か無ければ三温糖で、黒砂糖を少し入れると味にコクが出ます。

○鍋が湧いてきたら紙蓋と鍋蓋を二重にして、弱火で1時間位煮ていきます。


〇米のとぎ汁で下茹でした大根を加えて10分位中火で煮る

〇醤油を足して更に10分くらい煮る

〇大根を煮ている間に半熟の茹で卵を作っておく

〇皮をむいたゆで卵に鍋の煮汁を取り分け、卵全体が漬かるように掛け回してそのまま味をしみこませる。


〇大根に概ね火が通ったらそのまま冷まして味をしみこませる。

この後食べる直前の夕方まで放置です。あと一息で出来上がります〜!

〇大根を取り出して照りが出るまで煮汁をグツグツ煮詰めます。
どんどんいい匂いが部屋中に立ち込めますよ!



○鍋の煮汁が煮詰まってきたら大根を戻し入れて、ざっと混ぜ合わせ味見して、必要なら砂糖と醤油を足して味をととのえます。

○大根が温まったら半分に切ったゆで卵も鍋に戻し、蓋をして余熱で卵を温めます。
温かいうちにお皿によそって召し上がれ!

祖母の事、手毬の思い出


これなんだかわかりますか?御殿まりって言います。



おがくずやもみ殻を芯にして和紙やちり紙でくるみ、そこに糸を巻いて丸い形を作るんです。
私がやっと物心がついたころ、曾祖母が良く糸を巻いて作っていたのを覚えています。


でも曾祖母の元に手毬がたくさんあったわけじゃないので、あれは多分内職でやっていたんでしょうね。
曾祖母はとても器用で何をするにも手の早い、ちゃきちゃきした働き者な人だったそうですから、御殿まりを作るのなんてお手の物だったんでしょう。

糸をくるくる巻いていってどんどん綺麗な柄が出てくるのがとっても不思議で曾祖母の手元をずっと見ていたのを覚えています。



私が大人になって結婚して実家を出て、しばらくすると今度は祖母が御殿まりを作るようになりました。
今度は内職じゃなく趣味として地域の婦人サークルで御殿まりを作るサークルに参加して。
いわゆるおかんアート?
今でもサークルは存在しているようですが母の友人もされてるみたいで根強い人気のある手芸なんですね。

リリアン糸を使って作るので材料費も安くすみますし、糸を巻き付けて行くと徐々に模様が浮かび上がるのはホントに楽しいし。


何年かして夫の転勤で実家のある名古屋に戻った時祖母は病んでましたが、まだ目も手も頭もしっかりしていて手毬を作っていました。

実は事情があって母と祖母は血の繋がりがないんです。
年もそんなに離れてなかったことや、なんかかんやあって、
なさぬ仲の年の近い義理の母と娘だった祖母と母は諍いこそありませんでしたが、そんなに仲が良いとは言えない、
何となくよそよそしい親子関係でした。

祖母は子供を産んだことがなかったのですが、血の繋がりのない孫の私(当時はそんなこと知りませんでしたが)のことをそれはそれは可愛がってくれました。
私は祖母に怒られたことって一度もありませんでしたし、いつでも私のことを誉めてくれて、全面的に私のことを肯定してくれる祖母でした。



私は本当に祖母が大好きでした。
祖母の無条件の愛は全くゆるぎなく存在していて不安定な家庭状況で友達も少なかった少女時代の私をしっかりと支えてくれました。

祖母は和裁も花嫁衣装が縫えるくらい上手で私の七五三の着物や最初の本裁(ほんだち)の着物も祖母が縫ってくれたものでした。



丁度私が名古屋に戻った頃は娘と息子が幼稚園に入っていたので、私は祖母の病院に良く通いました。
祖母は病院のベッドでも手毬を作っていました。

「裕子もやってみるかい?」祖母が言いました。
「うん教えて!昔からやってみたかったの!」
祖母と御殿まりを作っていると私は小さな子供の頃に戻ったように、わがままになって、ちょっと面倒なところは全部祖母にやって貰って、いいとこどりで作ってる気分になってるだけでしたが祖母はいつもニコニコしてました。

孫の私と手毬を作れるのが本当に嬉しそうだったんです。



何度目かの時小さなミニチュアの手毬直径3センチにも満たない位のものを作ることになりました。
小さくてもちゃんともみ殻を紙で巻いて、仕付け糸をくるくる巻き付けて丸い形を作り、8等分に割り付けして〜
全部本式の作り方です。

紐を付けて子供が幼稚園バッグのマスコットに付けたり、キーホルダーや携帯ストラップに出来るように仕上げるのは私の仕事。

娘たちの幼稚園のバザーに出す手作り品が必要だったので材料費が安くて済む手毬は持ってこいだと思ったんでしょうね。
どのくらいの日数が掛かったのか?良く覚えていませんが祖母と私で10個以上作って幼稚園のバザーに出したら飛ぶように売れて午前中で完売!

子供達でも買えるように。と一個100円で売ったので、今思うと祖母の手間を考えたら安過ぎですが、当時は祖母もとっても喜んでくれました。



幼稚園のママ友さんの中に着物好きな方らいらして「簪や根付にしたい!」とおっしゃって、そのママ友さんもとても器用な方だったので一緒にいろいろ工夫して簪に仕上げたりもしました。

調子に乗ってフリマにも今度は300円で出したら全部は売れなくて、
「やっぱりハンドメイドのものを売るって難しいな」と思ったんですが、祖母には
「今度も全部売れたのよ。みんな喜んで買っていかれて嬉しかったわ♪」なんて嘘をついた私。

祖母はいつものようにニコニコしていました。




その頃から祖母はだんだん弱ってきて手毬を作ることも出来なくなり
その数年後に亡くなりました。

売れ残ったミニチュアの手毬は何処に行ったのか?実家の建て替えがあったり、私も今度は夫が東京に転勤になったたりで、わからなくなっていたのですが、最近終活で片付け物をしていた母が整理ダンスの隅から手毬を見つけてくれて

「きっと裕子は喜ぶだろうと思って」と言って私のところに送ってくれたんです。
和紙で包んで桐のタンスの中に入っていたので変色もしてなくて綺麗に保存されていました。



私はそれを使って、簪を作ってみました。
祖母は着物も好きでしたから、きっと喜んでくれるだろうって思ったので。

元々100円で売っていたものだし、喜んで下さる方がいらっしゃればお安くお分けしよう。
きっと祖母も喜んでくれる。
初めはそう思っていたんですけど、なんでかなー。
やっぱり自分の手元に残しておきたいって気持ちが出てきて、私そんなにケチじゃなかった筈なのにおかしいな?



どうしたら良いのか?何だかわからなくなってきました。

祖母はきっと「裕子の思う通りにしたらいいよ。裕子は賢い子だから」
って昔みたいに言うとは思うんですけど。

大人気の型染体験してみませんか?


いつも京都の工房でしております型染体験、職人さんが出張してくださいます。
場所は関大前の静心庵

駅からすぐ近くの便利な場所にある古民家サロンで京都のベテラン職人さんから直接指導が受けられますよ。

ご参加いただいた皆さんまた行きたい!と毎回大変好評な型染体験をもっと手軽に楽しんでいただける機会を作りたい!
そんな気持ちで今回のワークショップを企画しました。

先日このための試作品を作ってきました!
これは職人さんではなく私が作ったものですので、どなたでもこのくらいには出来ますよ〜!



職人さんと相談して皆さんに喜んでいただけそうなものを準備中です。




色も数種類の中から選んでいただきます。イマドキの人気の色を作って頂くようにお願い中〜!


通常の型染め体験と言えば紙型に刷毛を使って染めるものが多いのですが、
プロが実際に着物や帯の反物を染めるのと同じ紗の型を使い、
コマと呼ばれる平たいヘラ状の道具を使って染めて頂きます。

染める為の絹の白生地は工房で無料でご準備いただけますが、
希望される方には洗えるシルク混素材の塩瀬半襟も当日実費(300円程度)でお使いいただけます。
手持ちのものを持ち込みもOK!

スチームアイロンで仕上げして当日お持ち帰りいただけます。

  • 日程 12月10日月曜日10時〜
  • 所用時間 3〜4名ごとに1時間程度の時間制で行います。お申し込み後時間割振りします。

2部屋使って準備、仕上げ作業も致しますので実際は2時間程度とお考え下さい。

  • 参加費 3800円
  • 最低実施人員 8名 人数に満たない場合は大変残念ですが実施出来ません。職人さんに出張いただく都合上ご理解下さい。

お申し込みはコメントかメッセージで、
私と直接交流のない方でもお申込みいただけますので宜しくお願い致します。

10月11月の予定です


クリパやお正月の着物コーデご相談承ります〜!
10月8日(月・祝)13日(土)14日(日)15日(月)17日(水)18日(木)24日(水)29日(月)31日(水)
11月1日(木)3日(土)4日(日)7日(水)8日(木)11日(日)15日(木)19日(月)25日(日)28日(水)
受付可能日です!
この日程で自宅イベントも考えておりますので早い者勝ちで(笑)

10月31日水曜日はお手入れ講座
11月19日月曜日は三河半襟付け講座
参加者引き続き募集中です!

9月10月の受付可能日です


いよいよ秋!着物シーズン到来ですね〜!
お買い物サービスはグループ三名まで(それ以上でお申し込みの時は団体割引あり)
3時間まで3000円、5時間まで4000円、7時間まで5000円 マンツーマンご希望の方はプラス1000円です。
マンツーマン料金は現在見直し検討中です。通常のグループよりも大変中味の濃い内容になります。

訪問サービスは2時間3000円、延長1時間毎に1000円。プラス阪急池田駅からの交通費をご負担下さい。
片道一時間以上かかる方は割増料金を頂きます。
開始キャンペーンで2時間までの延長無料サービス中。(あと数名で締め切りますのでお急ぎください)


9月26日(水)11時〜
10月15日(月)10時〜
10月25日(木)10時〜
10月29日(月)10時〜
これ以外も承れる日もございますのでお問い合わせ下さい。




訪問サービスと併せて


先日訪問サービスをさせて頂いた山本様併せてお買い物サービスも申し込んでくださいました。
その時の記事がこちら〜お申込み第一号! - 日記の・・・ようなもの

訪問サービス後にお買い物をご一緒しますと、どんな物をお持ちでどんなお好みか全部頭に入っているのでホントに効率的にお買い物が出来ます。それだけでもめっちゃお得なのに、
併せてお申込みいただくと500円の割引サービスもあります〜!

10時にセンタービルでスタートして回る回る〜!ここだけで8軒以上のお店に行きました。
お誂えからリサイクルまで盛りだくさんだけど無駄のないコースです。



色々なコーデを提案して、その写真を残すだけでも今後の参考にして頂けるはず!

もうね、すっごく喜んで下さって、通常のグループでのお買い物の3回分以上の濃い内容ですから!


ランチもリーズナブルで美味しかった!

更に日本橋に移動して履物屋さんでエイの皮の草履を発見!写真撮らなかったのが惜しまれます。
5階百貨店のきもの屋さんはこの日も安定のビックリ価格でした。


戦利品写真はこちらです〜!菱田裕子 - 今日のお買い物ツアー参加頂いたT様から写真送って頂きました。... | Facebook

訪問サービスのお申込み可能日↓
http://d.hatena.ne.jp/yukodokidoki/searchdiary?word=%2A%5B%CB%AC%CC%E4%A5%B5%A1%BC%A5%D3%A5%B9%5D
阪急池田駅から1時間程度が目安ですがもっと遠くてもご相談下さいね〜!

第一回お手入れ講習会


家で出来る簡単なお手入れについて実演させていただきました。
夏物は汗抜き必要ですものね。
生地の種類を見分けるための燃焼実験も理科の自由研究みたいで楽しい〜!
次回は8月30日と10月1日ランチ付きで参加費2,000円です。
まだ若干名ご参加いただけますのでお問い合わせ下さいね。
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